「ハリネズミさん、ベリーのジャム買ってるよ。ふくろうさんの持ってるパン、食べたことあるよね。」・・・表紙の絵だけですでに盛り上がっている娘。
さらに見返りを開くと、そこには美味しそうなパンがい〜っぱい! 「ママはどれがいい? パパは、くるみが好きだから、りすさんのパンを選ぶよね、きっと。」 ベリー類が大好きな娘は、いろんな種類のベリーがいっぱい詰まったデニッシュを選んでいました。
そして、途中まで読み進めていくと、そこには懐かしい顔があって、「あっ、クマさんだ! あっ、ヤマネくんもここにいた!」と、再び大興奮。そう、娘のお気に入りのシリーズ「大きなクマさんと小さなヤマネくん」の2匹がパンやさんにやって来たんです!
パンのお礼に、と動物たちや鳥たちがもってきた木の実や果物も(牧場の家畜たちは、その場でお乳を搾らせてくれたり!)、それらを使って「ふっくらおじさん」が焼いてくれたパンも、本当に心がこもっていて、おいしそうです。
最後に付いていた「ニワトリさんのたまごパン」のレシピも、材料から1つ1つ確かめ、「これなら作れるよね!」と、目を輝かせていました。
ふくざわゆみこさんの作品は、どれもやさしさがあふれています。1冊読むたびに、また他の絵本も読んでみたい、と思うものばかりです。今度は、「ぎょうれつのできるすうぷやさん」を読んでみたいな。