はっきり言って、ストーリーがあるのかな?って、思うような破天荒な絵本でしたが、ものすごく荒井良二さんらしくって、私はとても気に入りました。もともと荒井さんの絵本は好きなんですよ。
個人的な勝手な解釈ですが、荒井さんの作品には、本筋のストーリーの奥底に別のメッセージを感じてしまうです。
「長新太」さんの絵本の作り方にちょっと似てる。って、思うのは考えすぎでしょうか?
このたいようオルガンも。
ゾウの形をしたゾウバスが、なんだか楽しいリズムに乗りながら、町から町へと走っていく。
このゾウバスのエネルギーといえるものが、「たいようオルガン」なのです。(はっきり書いてないですが、たぶんそうです)
そして夜になると、たいようオルガンはつきオルガンに代わるんです。
「たいようオルガン」=「ソーラーエネルギー」でしょうか?なんか、すごくいいですよね?
とっても素敵な絵本だと思います。