このかわいそうなぞうと言うお話は、私が小さい頃お父さんに読んでもらった絵本です。それを今自分の子供に読んであげています。戦争と言う今では想像もつかない恐ろしい時代に生きていた人達が、親、そして子供達を亡くしていくなかで、動物達もこの時代に生きそして無念に死んで行くという残酷なそしてとても心打たれる物語です。私達が決して忘れてはいけない事をこうして次から次へと話していける絵本は素晴らしいと思います。今思えばあの時お父さんが途中で何度も声をつまらせて読んでくれていた気持ちがよくわかります。私もいつも読んでいる途中に涙が込み上げてきます。すると息子が心配そうに私を見上げて「ママ悲しいの?」と聞いてくれますこの本は息子が大きくなりその子供又その子供まで引き継いで行ってほしいと思います。