おむすびさんが田植えをしてるっていう設定がたまらなくおもしろい。
それはまるで自分達のもととなっているものへの感謝と愛情を示しているかのようで、思いっきり平和を感じます。
田植えは、子どもたちにとってはどのようなものなのかわかっていない子も多いものです。機械でやっていると言っても実際に見たことがない子もいたりして。この絵本で、はじめて、手で一つ一つ苗を植えていくことを知ったとしたら、びっくり!でしょうね。
絵本のなかでは、いかやたこさんが登場して機械も顔負けの働きぶりを披露したりして、おもしろさも頂点に達します。
この絵本を読んでいると、実際に田植えを体験してみたいなあって気になります。田に足をいれる感覚、からだを動かしたあとに入るお風呂など、どんな心地よさなのかを体感してみたいものです。
かがくいさんの優しさがたくさん詰まった一冊です。お買い上げしたいです!