日本人作家ですが、先に海外で発表された作品だそう。
『THE FORGOTTEN CRAYON』という題名も滋味深いです。
でもやはり、邦題の「しあわせな」がキュートです。
箱の中のクレヨンたちのおはなしです。
そうそう、どんな子の持ち物になるのか、ドキドキというのは共感してしまいます。
そして、ついに、ルーカスのものとなりますが、
描かれた絵も素敵です。
そうそう、この、味わい深い色合い。
次々と短くなっていくクレヨンたちですが、白いクレヨンだけが未使用のまま、
フリマへ。
あわや捨てられる寸前、エマに引き取られるのです。
なんと、エマは真っ先に白いクレヨンを使って描き始めるのです。
絵の具とのコラボ。
なるほど、この手がありましたか!
活躍できる喜びを、さあ、ご一緒に。
小学生くらいから、この存在感を大切に受け取ってほしいです。