この絵本が日本で出版されたのは1977年です。
作者のレンナートはもともと詩人で、1919年生まれのスウェーデン人なので、物語の進行は、ちょっと哲学的です。
作者がそれを狙ったのか、詩人だからこそ、こういう作りの絵本になったのかは、分かりません。
可愛いくまさんが2匹、かぼちゃを育てていたら大きくなったので、自分たちの家にしていたら、そのまま海に飛ばされて…。
奇想天外なことが次々おこるというお話です。
読んであげるなのら、幼稚園の年中くらいから、小学校低学年くらいのお子さんにお薦めします。
ただ、立て続けにいろいろなことが起こり、
ふつうならそれに対してドタバタしそうなものなのに、
主人公たちがあまりにのんきに構えているので、
物語にあまり起伏を感じないのが難点かな。