どこからこんなホラが出てくるのか、信じられない遅刻理由です。
最後のページで後ろ姿しか見せない先生が、その後どうしたかがとても気になりました。
少年がこれだけ嘘言で真剣に語ることにはわけがあります。
怒ってしまっても、笑ってしまっても、この少年を理解してことにはなりません。
カブトムシに変身した両親を、お湯に入れて人間に戻したことは、親に対する思いがあります。
通学途中に猫と自分が入れ替わったことには、何かの願望を感じます。
表面的には単にナンセンス絵本なのですが、奥の深さを感じました。
少年の遅刻理由に、寄り添える先生であって欲しいですね。