題名よろしく、宮西達也さんワールドのおおかみのクリスマスバージョン。
クリスマスの前日、クリスマスの装飾に余念がない12ひきのこぶたたち。
そこへやって来たはらぺこおおかみですが、うっかり怪我をしてしまいます。
暴力を振るわれたにもかかわらず、介抱するこぶたたち。
頑ななおおかみですが、次第に心変わりしていくのです。
宮西達也さんワールドでおなじみの、食う者食われる者の構図ですが、
笑える勘違いから、おおかみが心変わりします。
女子パウロ会からの発行ということで、宗教的なあとがきもあります。
全てのページの絵が額装のような縁取りがされていて、
まさしく、1枚1枚クリスマスストーリーを追っている、という感じで少し荘厳さを感じました。
勘違いのシーンは、やはり音読で体感してほしいですね。
ラストの台詞が滋味深いです。