どんな事が「いじめ」?
ある集団の子供達がいます。
その中の一人が泣いています。
「なぜ泣いているのか」を、子供達一人ずつが話していくような形でページが進みます。
「なぜ泣いているのか」を話す子供の順番が、
変わりやすく言えば、「傍観者→共感者→共犯者→首謀者」こんな風になっています。
息子は一年生ですが、本の途中から、
「おかしい、おかしいこと言ってる!」と言い出しました。
一年生なりに、絵本の中の子供達が、どういう意味の言葉を言っているか分かったようです。
なにが「いじめ」なのか?
だれが「いじめ」ているのか?、
「いじめ」られている子が悪いのか?
なぜ「いじめ」のような言葉や感情を抱いたのか?
身近にも、「もしかしていじめ?」ということを言ったことはないか?見たことはないか?されたことはないか?それらがもしあったら、これからどうしたらいいか?
どうして「いじめ」てはいけないのか?
このシリーズはスウェーデンの道徳教育で使われている、
と書かれていますが、日本でも十分使えるのでは。
息子の学年には障害をもった子がいますが、保育所の担任の先生のおかげで、助け合う事を知った子もいます。
集団の場の、学校や保育所での道徳教育も大切ですが、
家庭で話すのに、よい絵本だと思います。