表紙絵がボタンしかなかったので、うちの子は「え〜、これはあんまり面白くなそう」と、第一印象で勝手なことを言っていましたが、
先に1回読み終えていた私が、「結構笑えるし、楽しい話だよ」といったら、いつの間にか1人読みしてました。
表紙もね、ボタン達が主人公というだけで、とても凝った素敵な作りになっているんですよ。
お話は短くまとたった10編と「お話のまえのはなし」、「お話のあとのはなし」の計12編でできています。
一つめのお話に登場する「ホワイト夫人」が、全体的にこのお話の案内役みたいになっています。
こどもと一緒に「いいね。面白いね」とウケたのが、
「三つめのお話 豆姉妹とロマン」と「五つめのお話 すえっこ同盟」
です。
豆姉妹の話は洗濯機の説明が、楽しかったし、すえっこ同盟の話は、高橋家の家族のほのぼののんびりした感じが見えていいな〜と、思いました。
1つ1つがとても短いお話なので、寝物語に1話づつ読んであげるのもいいかもしれません。
なにせ主人公たちがボタンなので、幼稚園くらいのお子さんから楽しく聞けそうな気がします。