表紙のおおきなくじらとちいさなイルカの絵は、本を読んでから見ると
読む前より、何倍も素敵に見えます。
大きくて哲学的なクジラと銀色でジャンプが飛び切り上手なイルカが出会い、一緒にお茶とビールを飲み、毎日少しづつ、友達になって、いつしか、深い友情を持つお話です。
詩のような文章の中に、シンと心にしみる言葉も散らばっています。
お話のところどころには、イカやウミガメや人魚やパリの人や、おおきなお月様など、二人の周りにいるもの、あるもののお話もあり、それが、彩りになって、ゆったりときれいな色の世界を感じました。