絵、ストーリーともはっきりいって「明るい・楽しい」
ものではありません。
小さなお子さんには難しい内容です。小学生の3・4年以上
ぐらいじゃないと伝えたいとこが100%伝わらないかも知れません。
でも、評価通り「自信をもってお勧め」出来る本です。
主人公の「ちび」は小学校の卒業までずーっといじめにあいます。
積極的ないじめではなくネガティブな「無視」といういじめに。
周囲のだれとも交流せずに6年間を過ごし、卒業を迎えます。
そして卒業の時、彼を無視し続けた周囲の人間は初めて
彼についての本当のことを知ります。その本当のこととは・・・
もちろん、子供たちにも読んで欲しいのですが、「先生」達にぜひ読んで欲しい本です。
「ちび」ががんばれたのはもちろん本人の我慢強さ・がんばりもあったのでしょうが、
「先生」が「よき理解者」であったことも大きい要因ではないでしょうか。
勉強を教えるだけが教育者の役目ではないんですね。