朝、目を覚ましたら、ライオンが隣に寝ていた。
こんなシチュエーション、びっくりですが、
長新太さんの絵なら、ま、いっか、と思ってしまうから不思議です。
そして、このライオンときたら、ぼくの願いを叶えてくれるのですから、
読者の子どもたちにとってはとても魅力的です。
アイスクリームがたくさん出てくるところなんか、すごいすごい。
でもね、いいことばかり続かないわけで。
調子に乗って食べ過ぎてお腹が痛いって、子どもたちも案外経験済みでリアルでしょうね。
注射の怖さも、ライオンの気持ちと一緒。
大きな注射器は、昭和感満載ですが、妙に説得力があります。
幼稚園児くらいから、シンプルに共感できそうです。