がまくんとかえるくんのシリーズ、いいですね。開くたびにほっこり心が落ち着きしみじみしてしまいます。息子も娘も2匹に育ててもらったと言って過言ではありません。穏やかな彼らの日常は、しっかり人間の機微も描き出しています。ローベルが友人をモデルにしたというのですから納得でしょう。
春に読むとしたら『ふたりはともだち』と並んでこの『ふたりはいっしょ』がお勧め。とくに最初の3話(「よていひょう」「はやく めを だせ」「クッキー」)は娘のお気に入りで毎日のように(原書を)読んでくれます。お話の内容を知っていても、何度でも笑えてしまうのですね。息子もそうだったことを思い返すと感慨しきり。
「よていひょう」のおかげでリストの書き出しに興味を持つようになったり、「はやく めを だせ」や「クッキー」では種まきのとき、あるいは焼き菓子作りのときにそれぞれ話題になり、2匹のおかげで生活がどれだけ豊かになっていることでしょう。がまくんとかえるくんに感謝です。