シデムシ?
実は、死出虫という表記もある、死体を食べに集まってくる虫だそう。
少しおどろおどろしいですが、これも生きる術。
冒頭から、アカネズミの死が描かれます。
そして、シデムシの登場。
アカネズミの死体を加工し、肉団子にして子どもを育てるのですが、
その子育ての様子が何とも愛おしいです。
お父さん虫は、早々と子育てから離れますが、
因果応報か、今度はアカネズミに食べられることに。
大きな命のつながりを感じることができると思います。
作者の、生き物への思いがひしひしと伝わってきます。
小学生くらいから、しっかりと体感してほしいです。