本の表紙絵を見て、いっぺんで惹きつけられました。
簡単にいってしまうと、ある家族が総出で近所をひと回りして帰ってくるマラソンをしようということになり、
みんな元気に走りだすけど、走っているうちにひとり減りふたり減り……。
かいつまんでストーリーを紹介すると、正直面白みのない話に聞こえますが、これが絵の中にいろんなドラマが展開していて楽しいのです。
ナビのお薦めの欄やメンバーからの感想を見て、改めて思ったのですが、昭和時代の懐かしい風景が何より見どころありました。
私自身まだ子どもたちに読んでいないので、子どもたちに読んだ時の感触は分かりませんが、
もしかしたら子どもたちより、昭和の頃、子どもだった大人たちの方が、喜ぶ作品かもしれないと思いました。