作家のジョナス・リベイロも、絵を担当されていてるタチアナ・パイヴァさんも生粋のブラジルの方のようです。
物語はお菓子職人とお姫様の可愛らしいハプニングと「恋」の道のりを描いたもので、
繰り返し繰り返し起きるちょっとしたハプニングが、可愛らしい恋の軌跡となっています。
タチアナ・パイヴァのイラストの技法にはコサージュを取り入れてあって、とても目を惹きます。
毎回毎回お姫様のドレスはこだわりがあって可愛らしいです。
背景の描き方もパソコンだからできるイラストだな〜と、思うものが多く、これからの「絵本」の形として見るのも面白いです。
特に、“5回目に会った時……”のページに描かれているばらはとても素敵でした。これはコサージュで作ったばらをパソコンに取り込んでペーストしてるのでしょうか?
すごく立体感があってよかったです。
お話は面白かったですが、「恋の話」なので、男の子にはそれほど興味の対象になるお話ではないかもしれません。