日本では「もったいない」という言葉に共感したケニア人女性として有名な
ワンガリ・マータイさんの伝記絵本。
私自身マータイさんについてはあまりよく知らなかったので、
改めて彼女の業績の素晴らしさを知ることができ、良かったです。
生まれ故郷のケニヤの地で乱開発によって木々が切り倒される中、
マータイさんは植樹を決意し、9本の苗木からアクションを起こします。
その運動は的確で、まさに草の根の見本ですよね。
もちろん、投獄なども経験しますが、信念を曲げなかったマータイさんの想いが通じたのでしょう、
このグリーンベルト運動が、ノーベル平和賞として評価されたのです。
その姿には学ぶことが多いですね。
苗木を植える、その行為のような、地道な働きがとても大切なことがわかります。
カラフルで軽快な絵なので、小さい子から、そのエピソードが理解できそうです。
小学生にも紹介したいと思います。