可愛いお話でした。
ふくだいわおさんの描くゾウの絵は、どことなく「ゾウのババール」に似ていました。
内容はちょっと「ぐりとぐら」みたいだったかな?
おおきなオムレツを焼いたゾウさんが食べようとすると、森の仲間達がやってきて、気のいいゾウさんはみんなにオムレツを分けてあげます。
ところが、あんまり大勢やってきたので、とっても大きかったオムレツは、(ゾウさんの分が)ほんのちょっとしか食べられませんでした。
ちょっぴり、ショックをかくせないゾウさん。
でも次の日、家の前には、森の動物たちからのお礼の品々がたくさん届いていました。(もちろん、卵もね)
お友達が自分の持っている何かを欲しがったら、分けてあげようと思う。
でも、あげちゃうと、自分の分は少なくなって、なんだか淋しい。そんな子供が持つ心の揺れ動きが、描かれているような気がしました。
お返しを期待してあげるのは、間違えてるけど、素直に何かを分けたことで、なんらかのお返しがきた時は、嬉しいよね?