『SHADOW』が原題。
『なみ』と一緒に、こちらも。
同じくほとんど絵だけの作品ですが、さらに進化した印象です。
まず装丁にびっくり。
横長で上に開いて進みますが、空間的に計算されていて、素敵です。
電気をつけて、影遊びをする女の子ですが、
なんと、その影たちが形を変え、思わぬ展開に。
魔法の粉を振りかけたように、変化に注目させる演出は効果的。
黒とレモンイエローがいい塩梅にストーリーを紡ぎます。
現実に戻る瞬間も、あるあるのパターン。
でも、そこはあっさりと終えられるのは、たっぷりと遊びきった証拠。
小学生くらいから、想像の世界をたっぷりと。