ポプラ社から出版されている「世界名作ファンタジー」の一つです。(350円で買えるシリーズです。)
最初に図書館で借りたのは古いものでした。「おとうさんは熊に襲われて亡くなった」ということになっています。本屋さんで購入した新しい本では「おとうさんは戦で亡くなった」となっています。
古い本では、きんたろうに襲いかかる熊は母熊ですが、新しい本では、父熊です。
古い本では、大きな鯉をボコボコに叩く表現がありますが、新しい本ではその表現は削られています。
その他にも沢山違いがあります。古い方が辻褄が合っていて私は面白いと思います。時代を経るにしたがって、いかに表現の自由がせばめられいったかを物語る一例です。