ページを開くと横長の版面に、ダイナミックなファンタジーの世界が広がります。特にオットセイが口からシャボン玉を出しているページが幻想的で大好きです☆林明子さんのイラストは、子どもも動物も最大限に魅力的に描かれていて、ただ眺めているだけでも飽きることはありません。
子どもにとっては、お風呂に入るという当たり前の行為でさえも、空想の世界への入り口になるのですね。おうちのお風呂が海とつながっているなんて子どもならではの世界ですね。
最後にはお母さんが広げたバスタオルの中に包まれておしまいとなりますが、文章量が多いこともあり、満足感いっぱいの余韻を残してくれる一冊です。