家出をしたねことおんどりが2匹で暮らし始めるのですが、きつねがいつもおんどりをさらいにくるので、ねこが助けに行き、3回繰り返しても、懲りないおんどりに、ねこが観念して家へ帰る、といった内容です。
おんどりが毎度毎度きつねの意地悪い歌に負けて、歌い返すとさらわれていくのですが、ねこの言いつけを守って我慢しようとしても、つい歌い返してしまうおんどりは、まるで子どものようです。
息子もそれがわかるのか、じっと聞いています。
ねこの辛抱強いところは、魔の二歳児の親として、感心させられます。
第三者(おばあさん)に頼ることも時には必要ですね、と思わされた一冊でした。