この話のとても生々しい生きた言葉のやりとりが大好きです。
「二どとくるもんか! こんないえ。 ずるいのはそっちだ。ずるっこ おしっこ ひがみっこ!」
この言葉、爆笑でした。そして、いんちきという言葉の連発 !
そう、友達って時には、あとから考えてみると非常にくだらないことで大喧嘩しちゃうことってありますよね。
そして、仲直りをしたくてもなかなか言い出せなくて.... それでも仲直りが出来たら、それまで以上の仲良し
さんになる。
それが、今って、個と個とのぶつかりあいがここまでないので、仲直りをすることすらなく、なんだか淋しい
世の中になってしまったのかもしれませんね。キツネとオオカミを見習ってもらわなくちゃ?!
あと、内田さんの言葉遊びや言葉選びのセンスが光っている話だなと思いました。
特に、“いしもながされているどしゃぶり”という言い方、すごいなぁ。気に入りました!
そして、この巻ではじめて気付いたのですが、オオカミの靴は、先っぽが三本指に分れているのですね、
面白〜い!
このシリーズにハマった息子は、次の話が読みたいと久し振りにせがまれました。
これからも続くオオカミとキツネの友情を見届けたいんでしょうね。私も一緒です。