「ともだちや」シリーズ、第4弾になります。
オオカミの家で楽しく遊んでいたはずのキツネとオオカミですが、
なかなかキツネに勝てないオオカミは、ついカッとなってしまいます。
「いんちきは、このうちからでていけ!」
キツネとオオカミの初めての大ゲンカです。
悪いのは明らかにオオカミ。
そのことはオオカミもわかっているのですが・・・
なかなか「ごめんな」と言えないオオカミと、
なかなか「オオカミさん」と声を掛けられないキツネの
もやもやした気持ちが上手く表現されていて、共感できます。
大人だったら誰でも一度は経験しているのでは?
まだお友達とこんなケンカをしたことがない息子ですが、
「ごめんなさい」の一言がどんなに大事かということを
絵本を通じて感じてくれるといいなと思いました。
それにしても、キツネの前をタイミング良く通りかかった
アリの存在がとてもキュートで良かったです。
息子も、裏表紙の描かれているアリのその後の姿を見つけて、
嬉しそうにしていました。こういうおまけみたいな絵があるのも
楽しくていいですね!