ブルドーザーやショベルカーなど働くくるまがたくさん出てくるのですが、ストーリーもとっても素敵で男女問わずお子さんに気に入ってもらえる一冊かと思います。
雨の中、こびとたちが大きなクルマを使いながらまいごのねこちゃんを探します。
側溝に落ちてしまったねこちゃん、どう救出するのだろうとハラハラして読み進めると、看板を使ってみたり、布を使って引き上げたり重機もしっかりと使って救出します。
水に浸かって、濡れたからだを小人たちが一生懸命タオルで拭くのですが、ねこちゃんよりもずーっと小さい小人たちの用意するタオルはとっても小さい!
けれど、みんなでバケツリレーならぬタオルリレーをしてねこちゃんを拭き、拭いたタオルはまたリレーで回収・絞る。
こんなに細かいところまで、物語が紡がれている絵本にとても感動をしました。
雨も上がって、ねこちゃんとこびとたちが虹を見つめるシーンには心がぽかぽかとします。
無事ちびちゃんを飼い主のおばあさんのところへ誘導しほっと一安心。
ストーリー自体は長くないのですが、細かいところをじっくりと見つつ、子どもと話が読んでしまうのでついつい長くなってしまいます。
でも、読むのも楽しいので何度も読み返したくなる絵本です。