表題作以外に3つのどろぼうたちの話が入っていて、お得感のある絵本でした。
「どろぼうたちの夜」に登場する3人のどろぼうたちは、どれもどこか抜けてて親しみを感じました。
2作目の「かげどろぼう」は一見コミカルに描かれていますが、一番会いたくないどろぼうです。
3作目の「ぬすまれたらこまるもの」は、昔話とかにもありがちな『こうなったら困る』というのを聞いていたヤツが、それをしにやってくる。というお話で、最後のオチが面白かったです。
前作、新聞の4んコマ漫画のようなノリで短い作品です。
漫画が好きな人には普通の絵本よりも読みやすいかもしれませんが、こういうノリのお話はあまり小さいお子さんには意外と難しい気がしました。小学校の高学年以上から大人向きの作品です。