安曇野ちひろ美術館内のカフェで書棚に並んでいるのを見かけて、この絵本の存在を知りました。
世界で一番大きくて強い国の大統領が、皮肉を込めて描かれています。
世界を征服するのは、世界中の人々を幸せするため。そう信じて疑わない大統領が出かけて行った小さな国では、兵隊がいないので戦争をする事も出来ません。
そして大きな国の兵隊達は、小さな国で本当の幸せに気づく事になります。
現実の世界では、軍事力を持たない国は戦争に巻き込まれないというわけでもないし、勘違いであるにせよ相手の幸せを考えて征服を企てる大統領は稀でしょう。
でもこの絵本をきっかけに、真の豊かさとは何か。そして平和な世の中を作るにはどうすれば良いかを、各々が考える良いきっかけになるのではないでしょうか。