画家さんの絵本。という感じです。
作者のたからももさんは、まずイタリアで賞を取り、スイス、ドイツ、フランスで本書を出版。2012年に日本で(本書を)出版する。という面白い過程で作品を出しています。
絵本の中にはあちこちに卵が描かれていますが、その一つ一つに数字やアルファベットが描かれています。これは絶対意味があると思ったのですが、最後まで読んでも、その理由をつかむことが出来ませんでした。
そして、最後のページに描かれている卵にだけは数字もアルファベットもついてないんですよね〜。なぜでしょう。気になります。
1ページ1ページ葉っぱや動物たちの毛並み、背景の空まで、とても丁寧に描かれていますが、はっきりとした線、大きな絵なので、遠目がききます。
絵をかいたり、見たりするのが好きな人、ファンタジーが好きな人には特にお薦めです。ただ、大勢を対象とした読み聞かせとなると、好き嫌いがありそうなので、対象者の子どもたちをよく見てから選ばれるのがいいかもしれません。