題名からはわかりにくいですが、クリスマスツリーの登場するおはなしです。
冬アイテム、手袋、マフラー、帽子をそれぞれまとったこねずみ兄弟が主人公です。
雑木林に住むこねずみたちは、いつも、隣地のガラクタ置き場が気になって仕方ないのです。
大きくなってから、という両親の教えに従い、季節は秋から冬へ。
ようやっとお許しが出た、3兄弟は勇ましく、でかけていくのですね。
そこで見つけたのはガラクタたち。
古びた鍵、くすんだ金ボタン、電球の口金、錆びたボルト、汚れたガラスのかけら。
それぞれのエピソードも興味深いですね。
こねずみたちに拾われて、素敵なアイテムに変身、という訳です。
なかでも、何の役にも立っていなかった、ガラスのしずくが、
それはそれは素敵なクリスマスツリー・アイテムになる様は素敵です。
そう、ねずみファミリーだからこその活用法です。
こねずみの冬アイテムも、いい伏線になっていますね。
ガラクタも救われる、ほっこりストーリーでした。