日本人ですが、米国で活躍されている作家さんのリノリウム版画で描かれた作品です。
『THE MIDNIGHT LIBRARY』が原題。
「MIDNIGHT」のニュアンスがいいですね。
真夜中から夜明けまで開館する図書館の様子が描かれます。
スタッフは、女の子カリーナと、3羽のフクロウたち。
知の象徴ともいわれるフクロウがスタッフなんて、ぴったりですね。
そうそう、夜行性だからこそ、開館時間が夜というのも納得です。
静かで整然とした図書館。
時々ハプニングもありますが、スタッフの的確な誘導で、見事解決です。
図書館、読み聞かせの心地よさがいっぱい伝わってきて、嬉しくなりました。
MIDNIGHTの図書館らしく、版画の黒・黄・青だけの色彩がマッチしていますね。
石津さんの軽快な訳文もキュートでした。