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実際に見てみたい
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投稿日:2006/08/23 |
シンプルな絵、シンプルな文章で種から始まる物語を描いています。
迫力のある色遣いで、実物を是非見てみたいと思いました。(きっととてもきれいな色なのだと思います)
絵はとても良いのですが、話の流れの中に見える作者の主張がちょっと強いように思われます。
花が咲くところまでは、一気にぐいぐいと読ませますが、花が咲いた途端に枯れたので、ちょっと戸惑いました。
言いたいことはすごく良くわかるのですが、急がずに、花となって咲き誇っているところをもう少し描いて欲しかったです。
また、最後の文章「おおきな おおきな たねは おおきな おおきな いのちにかえりました」は、ストレートすぎて絵本にはどうかと思います。
絵本の形式をとっているので、文章で安易に語ってしまわずに、絵で読み取ってもらうくらいの心配りが欲しいと思いました。
最後の最後で大人の目線で声高に主張してしまうので、せっかくの迫力のある絵で描いてきたここまでの過程が色あせてしまい、残念でした。
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思わず納得してしまうおなら大全
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投稿日:2006/08/23 |
この夏、近所の地区センターに飯野和好さんがやってきました! 1時間半のパフォーマンスの中で、スライド上映しながら朗読してくれたのがこの本です。
とにかく全ページおならしか出てこない、なんとも痛快な本なのです。
でもね、とても絶妙なんです、それぞれのおならに対する表現が。谷川俊太郎さんの文章も、飯野和好さんの絵も。
「おなら」なので、飯野さんの絵は絶対に大迫力で汚いだろうと思い込んでいたのですが、全くそんなことはありません。どちらかというときれいに描き込まれた力作です。
少しザワザワしていた会場も、これがスライドで映されるや大爆笑。絵が変わる度に、大人も子どもも大喜びでした。
私個人としては「すかして へ」がお気に入りです。
実は、今回のイベントにスタッフとして参加していた私は、スライド映写機を動かす係だったので、飯野さんから直々にページをめくるタイミングなど教えてもらったのです。
私にとっても思い出深いおならの本です。
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こういうの結構好きです
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投稿日:2006/08/23 |
絵がほんわかとしているし、文章もとても柔らかくて、読み易かったです。
いろいろな年の子ども達が、自分達に合った食事を楽しそうにしていて、本当に楽しくお腹いっぱい食べると幸せになるよね、と実感します。
でも、「はら いっぺーさん」っていうのは、なんなんだ?一呼吸おくとわかるのですが、唐突に出てきた感があるので、違和感がありました。
あと、最後が「満腹になって おやすみなさい」となっていますが、満腹状態で寝るのはあまり気持ちの良いものではないと思ってしまうので、ちょっとひっかかりを感じたまま本が終わってしまいました。
多分、第1ページ目と関連づけて、「満腹になると幸せになるよね。幸せな気持ちで今日一日を締めくくろうね」ということだとは思うのですが・・・。
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単色の色遣いが素敵
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投稿日:2006/08/23 |
セロファンを貼った影絵のような絵が素敵です。シンプルな中にもしっかりと主張があるような気がします。
お話も、何度も繰り返しがあり、子どもにとって親しみやすい展開になっています。
どんどん友だちが増えていくと同時に、自分の目指すものにも近づいていくので、次はどうなるのかなと先を楽しみにする気持ちが生まれます。
最後にモビールが付いているのも新鮮で楽しいと思いますが、同じページに掲載されているので、お話が終わる前に付録へ目がいってしまいます。
読者が自分の胸の中でお話をきちっと完結させてから、付録に進めるように、付録はページをめくった次のページに付けた方が良いと思います。
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絵はとっても素敵
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投稿日:2006/08/23 |
そうなんです。絵はとても可愛いし、好感が持てます。
なんだかとても楽しそうなお話じゃないかな? とてもおいしそうなお話じゃないかしら? とワクワク感をそそります。
でも、もったいないことにお話が今ひとつ。
食べるのが大好きな女の子が主人公で、食べるためならどこにでも行っちゃうという入り方はとても良いのですが、展開が練れていないので、エピソードが尻切れトンボだったり、旅で出会ったお友達紹介のページも唐突に組み込まれている感じがします。
もう少し整理していかないと、読者が落ち着いて本の世界に入って行かれません。
あと、やはり「女の子」という表記ではなく、もう少し親しみの持てる呼び方の方が、主人公に沿うことができると思います。
絵がすごく良いだけにとても残念でした。
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私も大好きでした
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投稿日:2006/08/09 |
まさかナビのレビューでこの本に出会うとは!
私も小さい頃読んだ本で、大好きな本です。
いまだに手放せず持っています。昭和42年発行(初版は昭和33年!)のもので、定価は270円となっています。
中はシミだらけで、多分人に貸したらゲッと思われるような状態だと思いますが、時々開いては読んでいます。
たぬき学校の子ども達がいろいろなことを学んでいく様子が描かれていますが、先生も生徒もたくさんの失敗をして、その中から自分で生きていく知恵を学び取っていくのです。
教訓めいた話や不自然な美談などはなく、等身大の子ども達が描かれています。
生徒達は学んでいくことに素直で、疑問を持つと必ず質問して解決しようとしますし、また先生から何か問題を投げかけられると一生懸命考えて、自分なりの答えを見つけようと模索します。
先生も生徒の意見によく耳を傾けて、自分の悪い点はきちんと認めて直していこうとする姿勢が見られます。
もちろん、お話としての面白さも十分にあります。
人と違った宿題をしようとして人間に捕まってしまったり、「みんなで力を合わせる」ということを学んだ後に、落とし穴を掘って先生を落としてしまい、「みんなで力を合わせて落とし穴を掘りました」と言って叱られることを逃れようとしたり、木登りの勉強でりす先生に習ったり。
思わず引き込まれてしまうエピソードが満載です。
子ども達に読み聞かせたことはありませんが、パネルシアターでできないものかと考えたことがあります。
この本の面白さを多くの子ども達に知ってもらいたいですね。
余談ですが、この本は、講学館の「日本の子ども文庫」というシリーズの一冊ですが、他に『ゆかいな吉四六さん』(富田博之作)、『おさるのキーコ』(今井誉次郎作)などがあり、これらの本も大好きでした。
いい本は、是非復刊して欲しいものですね。
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う〜む
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投稿日:2006/08/08 |
最近読んで面白かった『ぞうの金メダル』のコンビの作品だったので、読んでみました。
なんとも不思議な空気が漂うお話でした。
猫の何を考えているのかわからないところをクローズアップしたような、猫の存在そのものに要注意を呼びかけるようなお話でした。
本を閉じた後に、不思議な余韻も残ります。
それなりに面白いとは思うのですが、絵本としてはどうなのでしょう。
果たして子どもが読んで、楽しいとか心に残るとかということはあるのでしょうか。・・・多分ないと思います。
大人のための寓話という感じのする作品です。
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細部に技ありっ!
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投稿日:2006/08/08 |
長谷川義史さんの絵が堂々としていてスッゴクいい!と思います。
どこがどういいというのではなく、とにかく楽しいのです。
子どもは、この絵とスモウマンというなんだか妙に惹かれる(日本人の血が騒ぐのか?)ヒーローに大喜びです。
大人は、絵の細部にちょこちょこと出てくる小ネタを見つけて大喜びです。
私は、個人的には、「心技体(鯛の絵になっている)」がお気に入り。
「オレたちは まっている 全日本プロレス」の張り紙も意味深ですね。
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名前には不思議な力がある
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投稿日:2006/08/08 |
名前って自分にとってとても興味津々なものですよね。
もし別の名前だったら・・・なんて考えたことがある人は多いと思います。
この本の主人公のぶこは、ある日、生まれた時にもう一つの候補だったという名前、かなこのほうがいいなあと思い、「私はかなこよ」と宣言します。
でもかなこになったせいで、のぶこだった時の仲良しのお人形たちの目には見えなくなってしまいます。
さて、かなこになった のぶこは・・・・?
名前を扱ったお話は、昔話や幻想物語などに結構見られます。
名前は、ただ響きとか意味とかだけでなく、人に付けられて呼ばれるようになった時から、もうある種の力を持ち始めているのです。
自分の名前にいとおしさを覚えるようなお話です。
自分の名前についてアレコレ考え始める頃のお子さんと一緒に読んでみると楽しいと思いますよ。
ただ、絵については、もう少ししっとりとした穏やかな系統のものの方が良かったような気がします。
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語り口がいい
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投稿日:2006/08/08 |
感想を書こうと『したきりすずめ』を検索したら、松谷みよ子さんのものが他に2冊ありました。
この本は、村上幸一さんが絵を描いているポプラ社刊のもので、私が子どもの頃に読んだのも、この本です。
前からずっと、子どもに読みたいと思っていましたが、結構文章量が多いので、躊躇してなかなか機会を持てませんでした。
でも、読んでみると文章の語り口が軽妙で、テンポもいいので、お話がすいすいと進んでいき、まったく心配することはありませんでした。
うまあらいどん と うしあらいどんのくだりも子どもに理解できるかと心配していましたが、大丈夫でした。
それにしても、牛や馬の洗い汁七桶飲むとはすごいですよね。説明を求められなくて良かったです。
絵がわりとはっきりしていますし、山奥の感じなど色がとてもきれいで雰囲気もよく出ているので、とても読みやすい本だと思います。
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