新刊
はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本

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新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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わらはべ

ママ・40代・東京都、女6歳

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自己紹介
2000年生まれの娘の母親をやっています。
家では小さい子に音楽を教えています。わらべうたが大好きです。昔、ウィーンに留学していたことがあるので、ドイツ語の絵本も好きです。いつか自分で翻訳してみたいです。
聴覚障害者サポートにも関わっているので、手話や障害受容に関する絵本にも、ついつい目がいってしまいます。
最近は「寝る前の1冊」が習慣になっています。なるべくゆっくりと、ことばのイントネーションを大事に読めるようになりたいと思っています。
好きなもの
わらべうた、きれいな絵の絵本、美術館歩き、オペラ、合唱、ピアノ、古楽、ドイツ、オーストリア、イタリア、ハンガリー、手話、温泉。
ひとこと
ここでのみなさんの感想を、いつも参考にさせていただいています。子どもと一緒に絵本を楽しんでいければ嬉しいです。

わらはべさんの声

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自信を持っておすすめしたい 美しい挿絵とやさしい動物たち  投稿日:2006/09/22
子うさぎヌップのふわふわふとん
子うさぎヌップのふわふわふとん 作・絵: タルリーサ・ヴァルスタ
訳: 稲垣 美晴

出版社: あかね書房
ストーリーとしては、きむらゆういち『あらしのよるに』と共通するものがあります。

子うさぎのヌップと子ギツネのバルデマル。
互いに相手が何という動物なのか知らずに「はじめてのともだち」となります。
それを知った双方の親たちは大反対!
それもそのはず。何しろ「こわいきつね」と「おいしいごちそう」なのです…。
悲しみのあまり2匹は家出をして……

第5回ミッケリ・イラストレーショントリエンナーレで第3位を受賞したという作品です。シルクスクリーンの技法を用いた美しい挿絵をみているだけでも、心が温かくなります。

ヌップが持ち出した「ふわふわふとん」にくるまって、2匹が向き合って眠っている絵を、わが娘はお気に入りだそうです。
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なかなかよいと思う 道具の歴史をかんたんに  投稿日:2006/09/21
かこ・さとし かがくの本 (10) ちえのあつまりくふうのちから
かこ・さとし かがくの本 (10) ちえのあつまりくふうのちから 作: かこ さとし
絵: 滝平 二郎

出版社: 童心社
子どもに分かりやすく科学の原理を教えてくれる「かこさとし かがくの本」シリーズの一冊。

人間が地球上に誕生してからの道具の歴史。
道具は人間の知恵と工夫のかたまりだということを簡潔に説明しています。

棒、石、石と木、骨、木のつるや草の繊維、土器、銅、鉄……。

同じパターンで繰り返されるお話が、歴史の長さを感じさせます。
現代から遡っていく、長谷川義史「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」と組み合わせて読まれるといいかと思います。
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なかなかよいと思う 手話で話し、ネコをいとおしむゴリラ  投稿日:2006/09/20
ココ〜ゴリラと子ネコの物語
ココ〜ゴリラと子ネコの物語 作: フランシーヌ・ペニー・パターソン
訳: 宮木陽子
写真: ロナルド・H.コーン

出版社: あかね書房
著者のパターソンさんは、30年間、ゴリラのココと共に過ごした心理学者です。
ココは習得した1000語の手話(アメリカ手話)を用いて、人間と会話することができます。

ある時、ココは「ネコ」がほしいと言います。人形のネコではなく、生きているネコです。
やがて自分のペットとなった子ネコを、ココは「マンマルボール」と名づけ、自分の子どものようにかわいがり、世話をします。

ところがある日突然、マンマルボールが車に引かれて死んでしまうのです。大声で泣き続けるココ。手話で「ナク、カナシイ、イヤナキブン」と訴えます。

そして数ヶ月。新しい子ネコがやってきました。うれしそうなココ。ココと子ネコの新しい生活が始まるのです。

ゴリラは動物園でおなじみの動物ですが、実は「絶滅危惧種」になっているそうです。ココが「カナシイ」と泣く場面では娘も涙ぐみ、大人にも強く訴えかける本でした。
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なかなかよいと思う いちばん大切なのは…  投稿日:2006/09/20
三つのお願い いちばん大切なもの
三つのお願い いちばん大切なもの 作: ルシール・クリフトン
絵: はた こうしろう
訳: 金原 瑞人

出版社: あかね書房
1月1日に自分が生まれた年にできた1セント玉を拾うと、3つのお願いがかなうという言い伝えがあるのだそうです。
まさか……いえいえ、本当です。
この本は、そんな体験をした女の子のお話。

2つまでお願いを無駄にしてしまったゼノビア。
親友のビクターとはケンカしちゃうし…。
3つ目は何をお願いしようかなと、ママに相談してみたら、ママの答えは意外にも…!

ちょっと気が強そうなゼノビアの表情の変化がいいです。
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自信を持っておすすめしたい 音楽があれば頑張れる  投稿日:2006/09/19
Oじいさんのチェロ
Oじいさんのチェロ 作: J.カトラー
絵: G.コーチ
訳: タケカワユキヒデ

出版社: あかね書房
戦火の町に住む女の子が語り手です。

めちゃくちゃになってしまった町。
男手は皆、戦争に出かけてしまい、残されているのは子ども、女性、老人、病人だけ。
その人々が、週に1回、配給物資をもとめて広場にやってきます。
そこには、人とろくに話もせず、「オー」と怒ってばかりの「O(オー)じいさん」もいました。
ある日、その広場も攻撃され、絶望が人々の心を満たしそうになったとき、Oじいさんが、その広場でチェロを弾き始めるのです。
美しいバッハの旋律は、生きる勇気を与えてくれます。
しかし、そんなOじいさんを敵が放っておくはずはなく、攻撃を受けて大事なチェロが壊れてしまうのです。
わずかな楽しみさえ失われたかに思われましたが、再びOじいさんは広場に現れます。そして…。

女の子の心を解かし、人々から怒りや恐怖を忘れさせる音楽の力。
そして弱者の心を癒す、その力さえも容赦なく破壊する戦争のむごさ。
物語の中では戦争は終わりません。Oじいさんは再び攻撃されてしまうのでしょうか?

「いいお父さん」としても有名な、タケカワユキヒデさんの訳です。
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なかなかよいと思う こんな大人が増えれば…  投稿日:2006/09/18
おじさんのかさ
おじさんのかさ 作・絵: 佐野 洋子
出版社: 講談社
私は好きなものを最後に食べる性格です。
気に入った洋服を着ないでとっておいて、流行遅れにしてしまいます。
そういえば夫の父は、初めて買ったパソコンを、使うたびに箱に戻していました。汚れるのが嫌だったのかしら。

この本の「おじさん」は、お気に入りの傘をぬらしたくなくて、雨の日も閉じて持ち歩いていました。
純粋なんですね。
子どもの歌声を「うるさい」と思うのではなく、「楽しそう」と感じ、「本当かなあ」と思える感性を持っています。
そして、実際に試してみる柔軟さも持っています。
子どもの行為だからとバカにしない、ニュートラルで柔らかな視線がそこにあります。
こんな大人が増えれば、世の中も楽しくなると思いました。
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自信を持っておすすめしたい 「あと4年だ!!」  投稿日:2006/09/18
おっぱいのひみつ
おっぱいのひみつ 作・絵: 柳生 弦一郎
出版社: 福音館書店
ママのおっぱいが大好きで、6歳の今でも自分のものだと信じ、お風呂の中でおっぱいに食いついてくる娘。
自分のおっぱいもおおきくなるの?パパもおっぱい大きいよね〜など、普段からおっぱいについての疑問はつきませんでした。
そういう疑問にぜ〜んぶ答えてくれました!
10歳ぐらいからおっぱいがふくらみ始めると読んで、さっそく指折り計算。

「あと4年だ!!」

楽しみだね。
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自信を持っておすすめしたい 怒っちゃいけない、怒っちゃいけない…  投稿日:2006/09/18
きっとみんなよろこぶよ!
きっとみんなよろこぶよ! 作・絵: ピーター・スピア
訳: 松川 真弓

出版社: 評論社
最初のページある「伏線」(お母さんの言葉)の意味に気づくのはどこでしょうか?
ぬりえでも何でもいろんな色を使いたがる娘でさえ、彼らが塗り始めた時点で「ええっ!?」
ページが進むに従い、余りに期待が大きく膨らみすぎて、最後のページでは「あ、なるほどね」程度ですみました…(笑)。

子どもの行為には必ず彼らなりの理由がある。
まず理由をききましょう。
怒ってはいけません。
静かに言い聞かせましょう。
怒ってはいけません…。

……私は無理です。
いえ、ここまでいったら笑うしかない…?
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ふつうだと思う あんかけ山ぞく、できあがり。  投稿日:2006/09/17
にん者とうがん太郎
にん者とうがん太郎 作: 清水 達也
絵: 篠崎 三朗

出版社: あかね書房
桃から生まれた桃太郎ならぬ、「とうがん」から生まれた「とうがん太郎」が、「とうがんあんかけ」の忍術(???)を使って山賊たちを「あん」でがんじがらめにして退治する…というお話。

真面目に読んでいたのですが、山賊の親分が「こん夜は、ごちそうだ。とうがんのあんかけを作れ」と言うあたりから、だんだん力が抜けてきてしまいました。

何でわざわざ「とうがん」?
しかも何でわざわざ「あんかけ」?

いえ、もちろん、それを言ったら「桃太郎」だって、「何でわざわざ桃?」なんですが、子どものボキャブラリーとしては、かなり特殊のような気がしました。

ちなみに、我が家の食卓に「あんかけとうがん」は、一度も上がったことがありません。とうがん好きの方ならウケるかも…。
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なかなかよいと思う 懸命に生きるリスたちを美しい写真でつづる  投稿日:2006/09/17
子リスをそだてた森
子リスをそだてた森 文: 増田 戻樹 増田 戻樹
写真: 増田 戻樹 増田 戻樹

出版社: あかね書房
山梨県小淵沢の森に住み、動植物の写真を撮り続けている作者による写真絵本です。

警戒心の強いリス。子どものリスに出会えるチャンスはほとんどありません。その子リスとの感動的な出会いと、彼らが懸命に生きる姿を、美しい写真でつづります。事実の記録だけに、強く訴えてくるものがあります。

森にはリスの天敵も住んでいて、彼らに食べられてしまうリスも中にはいます。真っ赤な血の跡が残る「たべられたあと」の写真を、娘はじっと見つめていました。このように、自然には時として残酷な面がありますが、それ以上に残酷なのはおそらく人間…。

あとがきでは自然環境破壊への批判が静かに語られます。

「人間が行き過ぎた行為をしても、彼らは文句を言いません。無言でその場を立ち去るだけです。しかし、彼らが去っていくのをそのまま見ていてよいのでしょうか?」

娘と共に、この問いかけを心にとどめたいと思います。
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