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女王が笑顔になって…
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投稿日:2006/09/03 |
青、赤、黄色それぞれの色を、勝手気ままに呼び出していた「色の女王」。
別々な存在であった各色は、一緒になると、けんかになってしまいます。
そして互いの美し色を潰しあって、あたりは灰色になってしまいます。
もはや色の女王とは言えなくなってしまった「色の女王」は、悲しみにくれ、泣きはらします。
やがて女王の深い悲しみの中から、色たちが戻ってきます。
3色の色は、その色のままで仲良く遊びます。
女王の顔に以前の険しさはありません。
色を愛し、色を楽しめるようになった笑顔の「色の女王」は、
今度こそ、名実共に「色の女王」になるのでしょう。
いろいろな色を使うのが大好きな娘は、
やや難しそうなこの話を、何の違和感もなく読み、
最後は自分の好きな色を呼び出して絵を描いていました。
私は、もう少し深く読んでみたいなと思いました。
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親が自信を持つ!
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投稿日:2006/09/03 |
すばらしいお父さん!
きっとこういう心境に至るまでは、いろいろ葛藤があったに違いありません。
でも、今はこうやって、ちゃんと子どもに自信を持って
「はげてることなんて なんともないさ」と言える。
お父さんの言うとおり、遺伝だとしたら、「ぼく」もいつかは…?
「はげなけりゃ よかった」と正直思うかもしれないけど、
きっとこのお父さんから、いっぱい「いいところ」を受け継いでいるに違いありません。
自分にはどうしようもない「欠点」ではなく、いいところに目を向ければいい!、
親自身が自信を持とう!
という、明るいメッセージが伝わってきました。
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偏見を植え付けるのは大人
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投稿日:2006/09/03 |
けんかした友達に「おまえのかあちゃん、デーブ」って言われて考えちゃった。
ふとってて、なにがわるいんだろう?
…もちろん、今風に言えば、健康には悪いかもしれませんね。
でも、そんなこと、「ぼく」には関係ない。
だって、おかあさん、大好きだもん。
「おまえのかあちゃん デーブ」って言った友達の家では、
おそらく「でぶ=悪いこと」というイメージの会話や環境があるのでしょう。
偏見を植え付けるのは、いつも大人。
うちはパパがデブです。
パパが保育園にお迎えにいくと、子どもたちが「太っちょのお父さん!」と、お腹を触りにくるそうです。
でも、娘はそんなパパが大好きです。
私は近頃、腰周辺(?)が膨らんできました。
「ママ、ふとっちょになってきたね」と言われます。
これはマズイかも…
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声に出して読みたい
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投稿日:2006/09/03 |
ああ、かつての日本の子どもは、こういう美しい言葉の中で育てられていたのだ…と、改めて背筋が伸びました。
村山知義というと、ドイツ表現主義との関係でしか知らなかったので、
「日本におけるドイツ2005/2006」の会場でこの本に出会い、
娘にねだられて購入したときには、やや意外な気持ちでした。
壽子夫人とともに、子ども向けの活動も、こんなになさっていたのですね。
こぐまさんの日常生活の中の、他愛もないお話のかずかず。
そこにあふれる、お母さんのやさしさが、敬語体のことばとともに、心にストンと落ちてきます。
鮮やかで単純な色使いの絵もすてき。
声を出して読んでいると、心が落ち着いてくる不思議な本です。
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あきらめない親子がいい!
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投稿日:2006/09/03 |
題名を見て「わたしのこと?」と思いました。
絵はダメだったけど、歌は得意、お勉強もそこそこ。
でも…運動会では必ずビリでした。
親はあきらめていました。
先天性の足の病気で手術していたから。
でも、「だからしょうがない」って、自分も最初から投げていたかもしれません。
ちょっとでも走り方とか特訓すれば、ビリは返上できたのかなあ…。
ころんじゃって、またビリだったけど、がんばったからいいんだよ。
でも、それで終わらせない。
「来年こそ」と頑張るお父さんがステキ。
お姉ちゃんの顔にも、気合が入っています。
がんばれ!
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「お母さん、この本、欲しい!」
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投稿日:2006/08/29 |
娘が図書館で選んできたものを、予備知識なしで読み聞かせました。
読みながら「む…まだ娘にはちょっと難しかったかな」と思っていました。
ところが終わったら、「もう1回読んで!」
多分、よく分からなかったからかな?と思って、もう1度、ゆっくりと読みました。
そして終わったら、「お母さん、この本、欲しい!」
分からないことばがいっぱいあったかもしれませんし、
作者のメッセージをうまく受け止められたかも心もとないです。
でも、これだけメッセージ性の高い本なのに、
娘からそういう反応が出るようになったことが嬉しくて、
迷わず買うことにしました。
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子どもと子ども、そして大人の存在のあり方
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投稿日:2006/08/29 |
目下ストーリー性のある本に傾いている年長の娘には、
絵の量も字の量もちょうどいい読み物だったようです。
借りてきた日に、黙々と自分で読み終え、
次の日に私が読み聞かせました。
この夏、娘は、小学生の自然体験プログラムに、夫と飛び入り参加させてもらいました。
現地に着いたら夫は見守るだけ。
小学生のお姉さんの後にくっついて、あれこれ教わりながら遊んだようです。
このお話の中の、「なほちゃん」と、年上の子たちの関係、
そして、それを見守る「ともこおばさん」。
本来、大人と子どもの間には「年上の子ども」というワンクッションの存在が必要で、
大人はそれをさりげなくサポートする存在なのだということを、
改めて感じました。
体裁、内容、読みやすさ、3拍子揃った良書だと思いました。
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それでも怪獣を待つ男
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投稿日:2006/08/29 |
読んで無言になってしまう長新太さんの絵本。
今回もまったく期待を裏切りませんでした。
ただ、”シンクロ”はちょっと子どもには向かないのでは?
「大男がシンクロをする」というシチュエーションに「おかしさ」を感じてしまうのは、「シンクロ=足の美しい女性がやるもの」という、ある種の固定観念が染み付いた大人だからなのではないか?と、ふと思いました。
そう考えると、笑えてしまった自分が、ちょっと悲しくなったり…。
でも、それにもめげずに、淡々と怪獣を待ち続けるこの男は、きっと私よりもはるかに「子ども」の心を持っているのでしょう。
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妹のいたずらを許せるかな?
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投稿日:2006/08/28 |
娘がタイトルだけ見て借りてきました。
普段は仲のいい兄妹。
あるとき、妹のいたずらにお兄ちゃんが怒ります。
どうやって懲らしめてやろうかとあれこれ考え、夜も眠れません。
やがて爆発して……。
お兄ちゃんが怒りを乗り越えて、妹を許すまでの心の葛藤を、
とてもあたたかく描いています。
一人っ子の娘には、「兄妹」の悩みはよく分からないと思いましたが、
妹に感情移入して読んでいました。
最後にまた仲良くなれるところで「よかったね」とニコニコしていました。
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1本のどんぐりの木をめぐるドラマ
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投稿日:2006/08/26 |
1本のどんぐりの木。
春に芽吹いた葉を食べる虫の幼虫たち。
樹液を吸う蝶やカブトムシ。
幼虫や虫たちを食べに飛んでくる鳥たち。
秋に実ったどんぐりを心待ちにしている動物たち。
そして人間も…。
木はシイタケの栽培に、落ち葉は腐葉土に。
いろいろな虫、動物、鳥、人間に「ごちそう」を提供するどんぐりの木。
しかし、与えるだけではありません。
ネズミがこっそり倒木の陰に隠して忘れてしまった
どんぐりの実から、新しいどんぐりの芽が出てきます。
動物たちからも、ちゃんと「お返し」があるのです。
似たようなテーマを扱った、
こうやすすむ「どんぐりかいぎ」と比べると、漢字も多く、
少し年長の子向けかもしれませんが、
読み聞かせれば、未就学の娘でも十分理解できました。
作者は植物生態学を専攻していたということで、
どんぐりに関するさまざまな知識がふんだんに盛り込まれています。
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