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ルートビア

ママ・30代・宮城県、男5歳

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ルートビアさんの声

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あまりおすすめしない 読後感が悪い…  投稿日:2006/06/25
リサのすてきなスカーフ
リサのすてきなスカーフ 作: アン・グットマン
絵: ゲオルグ・ハレンスレーベン
訳: 石津 ちひろ

出版社: ブロンズ新社
この絵本、読み聞かせていて、苦笑いしてしまいました。

しらみが頭にいたリサ。
「シラミちゃん」と友達みんなにからかわれます。
ああ、これってイジメだなあ。
リサ、気の毒に。パパに、「そんな事忘れてしまいなさい」と慰められるシーンでは、ちょっとほっとしました。
次の日、学校に行ったリサを待っていたのは、「仲間はずれ」
お友達のベルティーヌが、お母さんと一緒に、誕生パーティの招待状をみんなに配っていたのですが、
リサはもらえなかったのです。

ちょっと!! ベルティーヌのお母さん、目の前でそんなことしている娘になんとも思わないのか〜?!
と思うのもつかのま、
リサの一言もすごいのです。
「バスティアンでさえ招かれたのに」え? その言い方も、バスティアンに対して、ちょっとひどかないか?
極めつけは、ラストでベルティーヌもお母さんも水疱瘡で、誰も誕生パーティに来てもらえなかった、というオチがつくのですが、
この絵があまりにも、「いい気味!」というリサの気持ちが現れすぎていて、
正直、よい心地がしません…

お話自体は、シラミというものは、不潔でなくても、つくことがある、というもので、
なるほどな、と思わせる部分もあるのですが。

うーん、どうしても、読後感が悪いですね。
こういう子供たちの感情は、学校生活を送っていれば、結構あることなのだと分かってはいるのですが。
この絵本では、ちょっとそれがてんこもりっぽく感じてしまいました。
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自信を持っておすすめしたい 絵本らしい絵本  投稿日:2006/06/25
すきすきちゅー!
すきすきちゅー! 作: イアン・ホワイブラウ
絵: ロージー・リーヴ
訳: おびかゆうこ

出版社: 徳間書店
某所で、ハムスターを抱っこさせてもらってからというもの、
「ハムスターが欲しい!」病にかかっている我が息子。
でも、うちは、いつ転勤があるかわからない。あんな小さな動物にお引越しを経験させるのは、可哀想…
というわけで、息子には、ビデオや絵本で我慢してもらっているのです。

この絵本の主人公、ネズミのちゅーちゃんは、おでかけするお父さんに、強く言われます。
「とじまりをきちんとするように!」
どらねこがやってきては大変ですから。
何か忘れ物はないか、と聞くお父さん。何にも思いつかないちゅーちゃんに、お父さんは、「いってくるよ」と出かけていきます。
でも! ちゅーちゃんは、大変なことを忘れていました!
ちゅーちゃんは、一生懸命、お父さんを追いかけます。
どらねこが、二人をねらっているとも知らずに…。

ああ、かわいい…
ねずみの親子は、もちろん、こっそりと隠れている猫までがあまりにも愛らしいのです。
そのかわいさときたら、絵本をなでてしまうぐらい。
ああ、母もハムスター飼いたくなってきた。…おっといかん。
とにかく、こっそり隠れている猫を見て、うちの息子は「あ!いるいる、いるよ〜!!」と大騒ぎ。
迫り来るピンチ。度重なる危機に、ハラハラドキドキです。

さて、ちゅーちゃんが忘れていたこととはなんでしょう?
このシーン、本当に胸がキューンとなるのです。
この絵本は、お話はもちろん素敵なのですが、この絵がものすごくいい!
絵のタッチや、色味もよし。構図も素晴らしい。ユーモアがあって、可愛らしくて…
絵本の中の絵本、というかんじです。

ちなみに、この絵本を読み聞かせている時、うちのつれあいがそばにいて、こういいました。
お父さん「お父さんに、すきすきちゅーして」
息子「やだ」
私「じゃ、お母さんにすきすきちゅーしてくれる?」
息子「お母さん、すきすきちゅー!!」
しょんぼりするお父さん、かわいそうな気もするけど。
でも、これは、日ごろからお世話してる、お母さんだけの役得、だよね?
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なかなかよいと思う 絵本らしい絵本  投稿日:2006/06/25
おさんぽ ぽぽぽ
おさんぽ ぽぽぽ 作・絵: くめむら たかこ
出版社:
くめむらさんの絵、実にすばらしいですね。
冒頭の、上からのアングルの絵、
風が吹き抜けていく場面など、
とても秀逸です。
これからもぜひ、絵本を作っていただきたいな、と思います。

お話が少し平坦のように思いましたが、
小さなお子さんには、これぐらいがいいのかもしれません。
ただ、犬がびよーんと伸びて、驚かせてくれた割には、
くまや鳥はあっさりと問題を解決してくれて、?とも思ってしまいました。
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なかなかよいと思う 個性  投稿日:2006/06/22
ゆうびんやさんのホネホネさん
ゆうびんやさんのホネホネさん 作・絵: にしむら あつこ
出版社: 福音館書店
じいーーーっと見ていると、目がハレーションを起こしそうな、
くっきりした、白と黒の線の世界です。
(青と黄色も出てきますけれど)
骸骨といわずに、ホネホネさん、というところが愛らしいですね。
うちの子供は、最初のうち、「やだ。怖い」などと言っておりましたが、
よみすすめていくうちに、不気味さに慣れたのか、楽しんで聞くようになりました。
それにしても、この絵本の個性は、実に際立っています。
このテイストは、この作者でなければ、出せないだろうな、としみじみ思いました。
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自信を持っておすすめしたい 不思議な絵本  投稿日:2006/06/22
木はいいなあ
木はいいなあ 作: ユードリイ
絵: シーモント
訳: 西園寺 祥子

出版社: 偕成社
不思議なのです。

なにがか、というと、この絵本、子供の受けに直結する面白み、という点では、少し足りない気がしたのです。
ゆったりとした、どちらかといえば、大人の嗜好にあった絵本かも、とまず私が一人で試し読みしてみて思いました。
なのに。
なぜか、子供が絵本に吸い込まれるように、凝視しているのです。
不思議だなあ…

詩のようで、歌のようで、癒される絵本なのですが、なにかしら子供に通じるものがあるのかもしれません。
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自信を持っておすすめしたい 素晴らしきかな、絵描き歌の世界  投稿日:2006/06/22
ぼうが一ぽんあったとさ
ぼうが一ぽんあったとさ 作: よしだ ていいち
絵: しのはら よしたか

出版社: らくだ出版
すばらしい。その一言につきます。

紙と鉛筆さえあれば、こんなに楽しい遊びが出来る。
子はわくわく、親は懐かしい。
絵描き歌の世界を、ぎゅっと絵本につめこんだ、素晴らしい一冊です。

小さい子むけの簡単な物から、数字を使ったりした複雑なものまで、さまざまです。
子供と二人、一つ一つやっていきながら、次も、次もと、結局最後までやりきってしまいました。
実にささやかな遊びなのですが、子供はもう目がくぎづけです。
そういえば、自分でも見に覚えがあります。
小学校の頃、クラスで一時期、絵描き歌が一世を風靡しました。
男の子も女の子も、皆夢中で、誰かが一つ、新しい絵描き歌を持ち込めば、誰もがその子の手先を羨望のまなざしで眺めたものでした。
時代が変わっても、やっぱり面白いものは面白いのだな。
子供の様子を眺めながら、しみじみ思いました。
親子のコミュニケーションにもなりますので、
この絵本は、ぜひぜひ一度、手にとっていただきたいと思います。
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なかなかよいと思う リベンジするぞ〜!  投稿日:2006/06/22
こんにちワニ
こんにちワニ 作: 中川 ひろたか
絵: 村上 康成

出版社: PHP研究所
とても楽しい、駄洒落の世界です。

とにかく面白そう! 子供受けがよさそう!
そう思って、読んでみました。
うん。確かに笑いました。
ただ…大爆笑!!というほどでもないのです。
うふん。とちょっぴり笑って、すぐに真顔になります。
おそらくは、私の読み方がまずいのだろうな…と思います。
簡単なようで、心底、読み手の実力が試される本、といってはいいすぎでしょうか?
いろいろ読み方を変えてみたりもしたのですが…

子供自身の、言葉を楽しむ能力という点から見ても、時期を置いて、また試してみたい絵本でした。
リベンジするぞ〜!!
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自信を持っておすすめしたい 今から待ちきれなーい!  投稿日:2006/06/20
だるまちゃんとやまんめちゃん
だるまちゃんとやまんめちゃん 作・絵: 加古 里子
出版社: 福音館書店
すごいですね! 発刊されたばっかりなのに、続々ナビに感想が届いています。
さすが、天下のだるまちゃんシリーズ! 親子でファンの方も大勢いることでしょう。
もちろん、私たちも、その一組です。

表紙に描かれた、目がギョロっとした子供。(あくまでも、くりっとではなくて、ギョロっと、でお願いします。
だって、やまんばの子なんだものね)
これが、やまんめちゃんです。
かわいいんですが、やっぱり、見ただけで人ではないかんじのする、不思議な味が出てる女の子です。
やまんめちゃんとの遊びのシーンなど、親子で楽しめる素敵な絵本です。
(きのはとんび、やりたーい!!)
子供は、だるまちゃんの危機一髪シーンが大層気に入った模様です。
やまんめちゃんのおばあちゃんの迫力のある顔といい、
かけつける動物たちといい(名前が書いてあるところがミソです)
本当に面白い!!

次回作に出会えるのはいつかな? そして、いったいどんなもののけ(神様や動物かも)があらわれるのか、
とーーっても楽しみです。
今から、待ちきれなーい!
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なかなかよいと思う わにわにのモデルは?  投稿日:2006/06/20
わにわにのおおけが
わにわにのおおけが 文: 小風 さち
絵: 山口 マオ

出版社: 福音館書店
待ってました! わにわにのシリーズ最新作です。

皆さんは、わにわにって、何歳ぐらいだと思っておられるのでしょうね?
ワニなんだから年なんて…と言われそうですが、
なんとなく、私はわにわにが、いい年の紳士のように思えてならないのです。
少し怖くて近寄りがたくて、でも性格があんがい気弱で…などと、
なぜかいつも頭の中で置き換えながら読んでしまうのです。
他の絵本にはないことなので、なんでだろうなあ…と我ながら不思議なのですが。

でも、この絵本には、わにわにが工作をしているシーンが出てくるので、
やっぱりわにわには子供なのかな?
しかしながら、読むにつれ、やっぱりわにわには、いい年のおじさんのような気がするのです。
いい年なのに、紳士なのに、子供っぽい。
そんな気がしてなりません。
結構、いい大人の方が、怪我や血に弱くて、大騒ぎをしますよね?
始終転んでいる子供と違い、転ぶのなんて、めったにない大人だからかもしれませんが。

この絵本の魅力は、やっぱり、わにわにの性格設定ですね。
今回も、読みながらにやにやしてしまいました。

妄想が入りまくりの感想なのですが、最後に極めつけの妄想。
この絵本についている小冊子には、作者の山口マオさんのお怪我のお話がありました。
ということは、わにわにのモデルは、山口マオさんだってこと!?
妙に納得してしまう自分がいるんですが…。
【事務局注:このレビューは、「わにわにのおおけが」こどものとも年少版 2006年7月号に寄せられたものです。】
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自信を持っておすすめしたい 摩訶不思議  投稿日:2006/06/20
まっくろけ
まっくろけ 作: 北村想
絵: 荒井 良二

出版社: 小峰書店
もう十数年も前の話になりますが、
この絵本の作者、北村想さんが主宰されていた劇団のお芝居を何度か見たことがあります。
それが、なんというか、印象がばらばらなんですね。
透明で、はかなげで美しい、繊細な細工物のようなお芝居もあれば、
いやらしさを突き詰めたような人間が登場し、いきなり泥水を飲まされたようなかんじのお芝居もありました。
なんと興味深い人だろう、と思い、ご自身がお書きになったエッセイなども読みましたが、
ますます、困惑するばかり。
北村想さんという方が、本当に分からなくなりました。
とりとめがない。ただそんな印象が残りました。

ひさしぶりに、この絵本で、北村作品に触れました。
うーん、やっぱり、摩訶不思議!!
絵本になっても北村節は健在です。
ちょっと人を食ったような、ユーモラスな文章と、登場人物に、思わずひきこまれます。
正直、一ページ分の文章が長いので、
子供が最後まで聞いていられるか、疑問だったのですが、
そんな心配は無用。
非常に、非常にうけました。
この絵本には、大変不思議な墨が登場するのですが、
これを中心にして展開する、多少ブラックないたずらが、子供心をくすぐったよう。
でも、ええと、そこまで受けると、それはそれで心配なような気がするんですけど…
(繰り返すようですが、いたずらがブラックなので)

最後の展開が、やはりひねりが効いていて、芝居調ですね。
それにしても、想さん、やっぱりあなたは摩訶不思議な人!
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【連載】絵本ナビ編集長イソザキの「あたらしい絵本大賞ってなに?」

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