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あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

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ルートビア

ママ・30代・宮城県、男5歳

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ルートビアさんの声

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なかなかよいと思う 翻訳の今江さんに大拍手!  投稿日:2006/06/12
ガブリエリザちゃん
ガブリエリザちゃん 作・絵: H.A.レイ
訳: 今江 祥智

出版社: 文化出版局
とにかく、翻訳の今江さんのつけた、この印象深き題名には、「あっぱれ!」と声をあげてしまいます。

原題は、「ELIZABITE」。エリザベートちゃんか?と思いきや、
ELIZAの後に、bite(噛み付く)がつくところが、非常に面白いのですが、
それを、「ガブリエリザちゃん」と訳した今江さん。
このセンス、思いきり私好みです。

ガブリエリザちゃんは、食虫植物です。
なんでもガブリとやっちゃう。猛獣なみなのです。
けれど、彼女のこの顔が素敵。実にチャーミングなのです。
ひとまねこざるのシリーズといい、
作者のH.A.レイさんは、こういうイタズラ者キャラクターを生み出すのが本当にお得意ですね。
今江さんが、またその世界をうまいこと訳されていて、面白いこと、この上ありません。
ただ、欲をいうならば、ひとまねこざるにおける、黄色い帽子のおじさんのようなパートナーに登場してほしかったような気もします。
最後の部分、洒落であろうし、確かに面白いのですが、
ガブリエリザちゃんは、檻の中で、本当に楽しいのかしら、とちょっと思ってしまったので。
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自信を持っておすすめしたい ああ愛らしや  投稿日:2006/06/12
やまねのネンネ
やまねのネンネ 作・絵: どい かや
出版社: BL出版
とにかく、可愛い絵本です。
絵本の読み方としては、おきて破りなのでしょうが、
「可愛い〜!」を、読みながらつい、連発してしまいました。

主人公は、ヤマネのネンネ。
何気ないネーミングかと思いきや、ちゃんと深いわけがあるのです。
冬眠していたネンネ。でも、ねぼけてころりと木から落ちてしまいます。
でも、ちっとも起きないんです。
おじさんのやまいもの籠にはいっても、「きのみの山に埋もれている夢」を見ているし、
カラスの口に挟まれても、パパママにギューっと抱っこされてる夢を見ています。
寝ている間に巻き起こる騒動が実に楽しいです。
おかしなネンネ! でも、いちいち絵本にほほずりしたくなるほど可愛いのですね。

小動物の愛らしさが前面に出ている絵本です。
かわいいもの大好き、動物大好き、あるいは実際ペットを飼っていらっしゃるおうちのお子様にはたいそう受けそうですね。
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自信を持っておすすめしたい 欲深で浅知恵で間抜けなオオカミ100匹  投稿日:2006/06/12
ぶたくんと100ぴきのおおかみ
ぶたくんと100ぴきのおおかみ 作・絵: 宮西 達也
出版社: 鈴木出版
宮西さんのお描きになる、おまぬけオオカミが大好きなうちの息子。
もちろん、この絵本にも大笑い。
宮西さんの絵の、この構図が、実に笑いを誘います。

たった一匹のブタを追いかけ、取り囲んで舌なめずりするオオカミたち。
でも、一匹だと、ぜんぜん足りない。
というわけで、頭をふりしぼって、みんながお腹一杯になる方法を考えます。
まー、欲が深いというのか、浅知恵というのか…オオカミたちの、なんとまぬけなこと!
実に宮西さんらしい絵本です。
子供をげらげら笑わせたい時に、ぜひおすすめです。
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自信を持っておすすめしたい ねこざかな誕生  投稿日:2006/06/12
ねこざかな
ねこざかな 作・絵: わたなべ ゆういち
出版社: フレーベル館
猫が、魚に半分飲まれて、ねこざかなになる。
この発想、正直、常人には思いつきもしないでしょうね。
なんというか、この独特の絵がいいですね。
猫と魚が顔を合わせつつ、牙をむくところや、
ねこざかなになって、泳ぐところは、本当になんともいえません。
フラダンスをしたり、木登りしてとびこみしたり。
つい読んでいる方も、なごんでしまって、
「ふん ふふふーん、にゃんにゃにゃにゃーん」などというフレーズが頭を離れなくなるのです。

この絵本の最後では、ねこざかなコンビ解消まで行っているのですが、
この後がどうなったか気になります。
他の絵本で、その後は解明されているのか。
真実を確かめるために、他の本もぜひ、読みたくなりました。

それにしても、やっぱり可愛いなあ…ねこざかな。
あのむちむち加減が、なんともいえんなあ…。
ぬいぐるみ、作ろうかなあ…
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なかなかよいと思う ちょっと大人受け?  投稿日:2006/06/06
すっぽんぽんのすけ デパートへいくのまき
すっぽんぽんのすけ デパートへいくのまき 作: もとした いづみ
絵: 荒井 良二

出版社: 鈴木出版
すっぽんぽんのすけの第三弾です。

親としては、だいたいのパターンが読めてきて、あまりワクワクすることはないのですが、
子供はもちろん、相変わらず面白がっています。
やっぱり、すっぽんぽんのすけはキャラクターが非常に立っていますね。

今回はおかあさんとデパートに出かけます。
でも、おかあさんは洋服選びに夢中。
このおかあさん、前々から、おしゃれで綺麗なお母さんだな、と思っていたのですが、
こういうカラクリ?があったのですね。

デパートという楽しい場所を舞台に繰り広げられるすっぽんぽんのすけの大活劇。
ただね、今回の、「りぼんまきまき おくりものでございますのじゅつ」とか、
「にんじゃおおあばれのアナウンス」だのが、
ちょっと大人受けだったような気がします。
子供はピンとこなかったようなので…
大人ではなく、子供に受けるところに照準を置いたお話だと思っていただけに、ちょっと残念ですね。

それにしても、最後のページにいたっても、まだ服を選んでいるお母さん。
それは、おしゃれが過ぎるってもんざんすよ。
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自信を持っておすすめしたい 沖縄の歴史  投稿日:2006/06/06
ふなひき太良(たらあ)
ふなひき太良(たらあ) 作・絵: 儀間 比呂志
出版社: 岩崎書店
これは、私の一方的な思い込みかもしれませんが、
沖縄の人は、大変に柔軟だと思います。
多少困ったことがあっても、「なんくるないさー」
(なんとかなるさ)と笑っていえる。
器の大きさを感じます。
(特に、女の人は強い)
台風(これがまたとてつもなくでかくて、何日も居座ったり、一度行ったと思ったらまた帰ってきたりもする)などの自然の驚異や、
搾取や、戦争などで、汗や血を流してきた沖縄の人たちだからこそ、かもしれません。

このお話は、浜に近い丘の上に、赤ん坊が捨てられていたことからはじまります。
人々は、彼を、「天女さまの子」とささやきます。
ひろったおじいは、「太良(たらあ)」となづけ、大変にかわいがります。
ところが、この太良、体が大きくなっても、ちっとも働かない。
いびきをかいて、がじゅまるの木の下で眠っているばかり。
そして、ある日、台風がやってきます。
すべての食べ物が流されて、島人がみなお腹をすかせていると、船がやってきた。
自分たちを助けてくれると思った島人は、実はその船が
年貢を納めさせる為に来たのだと知り、愕然とします。
そこへ、太良があらわれた…

最初のさわりを聞いて、桃太郎を思い浮かべた方も多いと思います。
けれど、こちらは、最後には何もかも手に入れてみんな万万歳の桃太郎とは違い、大変にせつないお話でもあるのです。
なぜ、こんな最後になっているのか。それは、作者の儀間さんのあとがきに、説明してあります。
そうか、こういう考え方なのか…
私はとても驚き、そして、感動しました。

ー沖縄はけっしてうわべだけの「守礼のくに」ではありません。
また、くるしい生活をただじっとがまんするだけの島人たちではありません。
いまでも沖縄の人たちは、自分たちのほんとうの生活をかちとるために、たたかいつづけていますー
と儀間さんは書いておられます。

沖縄の好きな方は、世の中に多数いらっしゃると思います。
でも、ぜひ、沖縄へお出かけの際は、
青い海や、琉球料理だけではなく、こうした「沖縄のたたかい」にもちょっと目を向けていただきたいと思います。
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自信を持っておすすめしたい くさの はなの おうさま ルフラン!  投稿日:2006/06/06
ルフラン ルフラン
ルフラン ルフラン 作・絵: 荒井 良二
出版社: プチグラパブリッシング
荒井良二さん、本当に感性豊かな方だなあ、と感じます。
子供を主体にしたもの、大人を主体にしたもの。
でも、だいたいがそのどちらでも楽しめる絵本でもあると思います。
げらげら笑う話、しんみりする話。憧れてしまう程に美しい絵本もあります。
オールマイティな方なのだなあ、と感動してしまいます。

この絵本、「ルフラン ルフラン」は、実に不思議な味わいの絵本です。
詩的で、言葉遊びの世界でもあり、子供を充分にひきつける小物も登場しますし、作者自身の高い志ではないかと思われるメッセージも含まれているように感じます。
この絵本の意味がよく分かるようになるのは、ある程度の年を経てからだと思いますが、
子供独自の感性で、この絵本全体を受け取ってもらえればいいな、と感じました。

息子は、お家の車に非常に惹かれているようですので
(そういえば、私も家なき少女の馬車に憧れました)
次のお作で、内部をもっともっと見せていただけると嬉しいです。
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なかなかよいと思う すっぽんぽんのすけにならないで  投稿日:2006/06/06
すっぽんぽんのすけ せんとうへいくのまき
すっぽんぽんのすけ せんとうへいくのまき 作: もとした いづみ
絵: 荒井 良二

出版社: 鈴木出版
すっぽんぽんのすけの続編です。

前作であまりにも度肝を抜かれ、
そちらの印象が深く、続編に期待も高まっていただけに、
どうしても今回はパワーが落ちたと感じてしまいました。
戦いものって、パターンが同じになってしまうし、
絵本だと、ページが限られてしまうので複雑に出来ないし、
難しいのだと思うので、仕方がないのですが…

でも、これを最初に読んだお子さんは、やっぱり夢中になるのかしら。
すっぽんぽんのすけは、やっぱり面白いキャラクターです。
それと、この絵本には、冒頭に「すっぽんぽんのすけのテーマソング」の楽譜がついていて、楽しいです。

それにしても。
動物の子供の、「おおきくなったら、すっぽんぽんのすけになりたい」は笑えました。
これ言われると、親も真っ青でしょうね。
私が息子に言われたら、
「いやです」と即答するかも。
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自信を持っておすすめしたい 臨場感たっぷり  投稿日:2006/06/05
まゆとりゅう
まゆとりゅう 作: 富安 陽子
絵: 降矢 なな

出版社: 福音館書店
やまんばの娘、まゆのシリーズです。
このシリーズは、本当に絵が素敵。
何もかもが生き生きとして見えます。
今回は、まゆの女の子らしい、おめかしの部分も描かれていて、ほほえましいです。

山の雪がとけて、地面が竜のような線を覗かせたら、まゆの家にはお客さまがやってくるのです。
まゆは、ちょっとおめかしして、やまんばかあさんとやまもものお酒の樽を山のてっぺんまで運んで用意します。
現れたのは…なんと竜!
竜たちにのって、やまんばかあさんとまゆは、仕事に出かけます。
さて、この仕事とは?

まゆが、竜にのるシーンが、とても臨場感があって、
つい、この世界にすっぽりと包まれてしまいます。
春の到来を、荘厳で、力がみなぎっている絵で描ききっていて、
自分も竜に乗って、高みにのぼっているような気持ちになります。
もちろん、ストーリーもよく出来たお話です。

それにしても、なんとまあ、このまゆと、子供竜の可愛いこと!
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自信を持っておすすめしたい つっこみいれてもいい?  投稿日:2006/06/05
よかったねネッドくん
よかったねネッドくん 作・絵: レミー・シャーリップ
訳: やぎた よしこ

出版社: 偕成社
おやおや、まるでジェットコースターに乗ったような騒ぎです。
それとも、おばけ屋敷かな?
「ギャー!」「ほっよかった」がページごとに繰り返される、大変面白いお話です。
いかにも、「外国の絵本」といったかんじの絵も、とてもこのお話に合っています。
「ていうか、サメより早いんかい!」「ていうか、トンネル掘るんか?!」と
ページごとに読み手はいちいち、つっこみを入れたくなるのではないでしょうか。

カラーと白黒の絵が交互に出てくる構成の理由が、あとがきに書かれていますが、
なるほど!!と手を打ってしまいました。
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