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はしの

パパ・40代・神奈川県、男15歳 女13歳

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自己紹介
高校1年生の男の子と中学2年生の女の子の父親です。
好きなもの
音楽を聴き、そして演奏すること、そして本を読むことが好きです。
特に、「子どもの本」が好きです。絵本も好きですが、児童文学やヤングアダルトが特に好きな分野です。
ここでは、絵本に絞ってレビューを書いています。
ひとこと
会社員にもかかわらず、40を越えてから、保育士の資格を取得しました。将来は、もっと子どもに近い仕事をしようと思っています。子どもたちの笑い声や彼らの感性をいとおしく思います。そのような想いを私に伝えてくださった、新澤誠治さんと佐々木正美先生が大好きです。

はしのさんの声

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自信を持っておすすめしたい 「世界一強い女の子」リニューアル!  投稿日:2009/06/16
長くつ下のピッピ ニュー・エディション
長くつ下のピッピ  ニュー・エディション 作: アストリッド・リンドグレーン
絵: ローレン・チャイルド
訳: 菱木 晃子

出版社: 岩波書店
まずこの本を手にしたときの存在感に圧倒されます。なんと、厚さ約2.5cm、たて約25cm、よこ約20cm、重さ約0.9kg、そして厚くて白い高そうな紙を使っているからでしょう、207ページもある、とてつもない本なのです。でも厚くて大きいからと言って、難しい事典などではありません。
この本は、「世界一強い女の子」=ピッピ・ナガクツシタのことを書いたお話です。これまでにもピッピの本はありましたが、この本はスウェーデン語から全訳した特別版です。
大きさのインパクトもさながらに、表紙に描かれているピッピの姿も今までのピッピ像をくつがえす現代っ子風。しかし、ピッピの性格はこれまで同様、明るくて元気、そしてみんなが想像もしないことを起こす型破りな女の子です。
この一筋縄ではいかないピッピを、コラージュなどを使って楽しい絵の世界を創り出すローレン・チャイルドが描いています。各章の冒頭にはこれからはじまるお話を予感させる絵がコラージュで描かれています。また文中でも、ピッピが後ろ向き歩いてるところでは、文字がさかさまになっていたり、パンケーキを作るために、たまごを割らずに直接フライパンに落とす場面では、本物のたまごの写真が使われていたりします。それから、ヘビやムチなどの長いものが登場する場面では、文字がくねくね波打って配置されています。その他にもローレン・チャイルドならではの工夫が随所に施されています。ぜひ、絵も細部まで楽しんでください。
新訳も切れ味の良く、躍動感あふれる文章で、ピッピを描いています。

表紙だけ見ると絵本と間違えそうですが、小学校中〜が読者として適当と思います。
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自信を持っておすすめしたい しあわせを願って、「おめでとう」  投稿日:2009/06/16
おめでとう
おめでとう 作: 広松 由希子
絵: 茂田井 武

出版社: 講談社
いろいろな国の人たちや動物たちが小さく描かれている表紙、16cm×16cmの正方形に近い手のひらサイズ。思わず手にとってしまう絵本です。
この絵本は、「キンダーブック」1957年1月号に掲載された、茂田井武さんの「おめでとう」という絵をベースに再構成されて作られています。
ページをめくるたびに、あいさつをする動物や民族衣装をまとった人たちも、「おめでとう」とあいさつをかわしています。着物姿の日本人の女の子もいますが、この「おめでとう」はお正月のあいさつなどではなく、もっと大きなレベルの「おめでとう」でした。
世界中の人が、こんな風にあいさつができたなら、きっと幸せに違いないと茂田井さんは考えて描かれたに違いありません。
お母さんと一緒に幼い子どもたちに手にとってもらいたい絵本です。

ささいなことですが、表紙と裏表紙を広げると原画に近くなりますが、バーコードがそれを邪魔していて、とても残念です。
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい 文字がないからこそ「読み」たい絵本  投稿日:2009/06/16
かさ
かさ 作・絵: 太田 大八
出版社: 文研出版
この絵本に文章はありません。すべてが白黒の絵で説明されています。白黒の絵の中に、実は女の子がさしたかさだけが赤く描かれています。
文がないおかげで、読み手は赤いかさを目で追いながら、より一層の自らの想像力を駆使してページをめくっていくことになります。
途中で出会ったお友だちとそのお母さんとはどんな話をしたのでしょう。跨線橋の上から通り過ぎていく貨物列車を見る女の子、ドーナツ屋のウィンドウをのぞいている女の子。何を思っているのでしょう。
文章がなくても、いや文章がないだけに、女の子の気持ちがわかるだけでなく、彼女が歩いている街や車などの音も聞こえてきます。
お父さんにかさを渡したときの、女の子のちょっと得意げな表情が印象的です。
裏表紙に描かれている、お土産のドーナツの箱を持ちながら、お父さんのかさに一緒に入っている女の子の後姿が、とても幸せそうで、うれしくなります。
幼児や小学生低学年の子どもたちが、どんな風景や会話を思い浮かべながら読んでいくのか、とても楽しみです。
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい 言葉じゃなくても感情は伝わる  投稿日:2009/06/14
おりの中の秘密
おりの中の秘密 作: ジーン・ウィリス
絵: 千葉 茂樹

出版社: あすなろ書房
トムが手話でしか会話ができません。でも、だからといって感情や意志がないわけではありません。
それは動物園にいる動物たちも同じです。トムとメスゴリラのザンジが手話で話せるようになったのは、同じ境遇だったからなのかもしれません。
そのつもりはなくても、相手にレッテルを貼ったり、偏見の目で見ていたりしないでしょうか。この『おりの中の秘密』は、そういう人間がたくさんいるぞと痛いところを突いてきます。トムとザンジは言葉でなくても感情を通わせることができることを教えてくれます。
コミュケーションのツールは、言葉だけではなく、いろいろな形があるのだということ、そして言葉じゃなくても深い感情のやり取りができることをこの本は文字で訴えています。
小学校高学年〜がお薦めです。
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自信を持っておすすめしたい 死を受け入れるチカラ  投稿日:2009/06/09
いつも だれかが…
いつも だれかが… 作・絵: ユッタ・バウアー
訳: 上田 真而子

出版社: 徳間書店
本屋で偶然手に取ったのが『いつも だれかが…』でした。
読んでみると忘れられない内容で、いつも気になる存在になりました。

なにがそんなに気になったのかというと、
ひとつは、おじいさんを一人でお見舞いに行く少年の姿です。
きっとおじいさんに会うことが毎日の習慣になっているのですね。
小さな頃は、おじいさん見守られて育った少年が、
今は少年がおじいさんを見守っている。
とてもすてきなことだと思いました。
そしてもうひとつは、おじいさんを見守っている天使の姿でした。
だれかにいつも見守られている、
そんな風に思えたら、毎日がんばって生きられるような気がします。
きっと生き方だってかわってくるでしょう。

最後のページは、
少年が公園を通って、病院から帰る姿が描かれています。
影もながくなり夕暮れどきなのでしょう。
石をける少年の後ろには天使の姿があり、
おじいさんの死が暗示されています。

きっと少年もおじいさんも、その死を受け入れられることと思います。
だれかに見守られているって、そういうことだと思うのです。
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい 頼もしい怒りのチカラ  投稿日:2009/06/09
ぼくはおこった
ぼくはおこった 作: ハーウィン・オラム
絵・訳: きたむら さとし

出版社: 評論社
怒ることのチカラの大きさに圧倒されます。
確かに怒るときは、一瞬のうちに、
とてつもなく大きなエネルギーが費やされます。
しかし大人であれば、ここまで怒ることはできないでしょう。
怒りの理由が他者からみて理不尽なことであっても、
少年の純粋な怒りだからこそ、
なにも考えずに怒りを爆発させることができるのだと思います。
世界中の子どもたちの心のなかで、
少年のように怒りが渦巻いているかと思うと、
怖れよりも、がんばって怒れよ、と励ましたい気分になります。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 子どもならわかってくれる  投稿日:2009/06/09
おいでよルイス!
おいでよルイス! 作: レスリー・エリー
絵: ポリー・ダンバー
訳: もとした いづみ

出版社: フレーベル館
この絵本の最後には、主人公のルイスの障害について、
大学教授からの説明が書かれています。
書かれていることはもっともなのですが、
この絵本にはその必要はなかったと思います。
この絵本を読んだ子どもたちは、
ルイスの障害について、彼らなりの理解をしてくれると思うからです。
ルイスの障害を個性として認めてくれると思うからです。
わざわざ障害ですよと教えてあげなくても、
こういうやつもいるよなと自分たちの世界に入れてくれると思います。
もっと読み手を信頼して欲しい、絵本の力を信じて欲しい、
そう思った一冊でした。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 絵を描くことは楽しいことなんだ  投稿日:2009/06/09
っぽい
っぽい 作・絵: ピーター・レイノルズ
訳: なかがわ ちひろ

出版社: 主婦の友社
正しい絵なんてないんだ!
正しく絵を描く必要はないんだ!
そして、絵を描くことは楽しいことなんだ!
それをこの絵本で子どもたちに知ってほしい。

「っぽい」絵は、たぶん上手下手の技術を競うものではなく、
子どもたち一人一人の感性を表現したものだと思います。
感性に点数はつけられません。

もし、図工や美術が苦手な子どもがいたなら、
この絵本を読んでほしい。
そして、絵を描くことは楽しいことなんだと知って欲しい。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい 子育てに疲れたときに読んで欲しい  投稿日:2009/06/09
子どもへのまなざし
子どもへのまなざし 作: 佐々木 正美
絵: 山脇 百合子

出版社: 福音館書店
子育てには悩みがつきません。
初めて経験することばかりで、何をどうすれば良いかわかりません。
夜泣きで気力、体力がうばわれていきます。
それなのに愚痴の一つも言えないのです。
愚痴を言う相手がいないのです。
もう毎日が苦しい、と思ったときに、
この本を読むと良いと思います。
現場を良く知っている佐々木正美先生が、
苦しんでいるお母さんたちに、
「そのままでいいんだよ」「大丈夫ですよ」
やさしく語りかけてくれる本です。
新しい「子育てのバイブル」と言っても過言ではありません。
私は、妊娠したり、出産した友人には、
必ずこの本を贈ることにしています。
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自信を持っておすすめしたい ホッと安心して読める保育書です  投稿日:2009/06/09
続 子どもへのまなざし
続 子どもへのまなざし 作: 佐々木 正美
絵: 山脇 百合子

出版社: 福音館書店
『子どもへのまなざし』の続刊です。

一冊目の内容を踏まえ、
そこから派生して出てきた読者たちからの
疑問に答える形になっています。

悩みがつきない子育てで疲れてしまっている母親たちに
「大丈夫ですよ」と優しく語りかけてくれる本です。
著者が専門とする発達障害についてふれられています。
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