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どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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はしの

パパ・40代・神奈川県、男15歳 女13歳

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自己紹介
高校1年生の男の子と中学2年生の女の子の父親です。
好きなもの
音楽を聴き、そして演奏すること、そして本を読むことが好きです。
特に、「子どもの本」が好きです。絵本も好きですが、児童文学やヤングアダルトが特に好きな分野です。
ここでは、絵本に絞ってレビューを書いています。
ひとこと
会社員にもかかわらず、40を越えてから、保育士の資格を取得しました。将来は、もっと子どもに近い仕事をしようと思っています。子どもたちの笑い声や彼らの感性をいとおしく思います。そのような想いを私に伝えてくださった、新澤誠治さんと佐々木正美先生が大好きです。

はしのさんの声

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ふつうだと思う ねこ好きにはたまらない  投稿日:2009/06/09
ねこのまま
ねこのまま 作・絵: いわもと葉月
出版社: ポプラ社
『ねこのまま』の「まま」は、そのままの意味ではなく、
ねこのなまえです。そう、ままというねこを描いた絵本なんです。

白い長い毛をした、まま。
ねこらしく(というのはねこに失礼かな?)、
毎日自分の気の向くまま生きています。
その容姿と態度から、どこかの国のお姫さまのようです。

きっと作者がねこ好きなのでしょう。
ままの感情が絵から伝わってきます。
ねこが好きな人にはオススメの一冊です。
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自信を持っておすすめしたい 斜めの関係の大人の存在  投稿日:2009/06/09
フォア文庫 流れ星におねがい
フォア文庫 流れ星におねがい 作: 森 絵都
絵: 武田 美穂

出版社: 童心社
走るのが遅いのにリレーの選手にさせられた桃子。
誘っても友だちは一緒に練習してくれない。
でもこういうピンチのときに助けてくれるのが用務員の仙さん。
「たいしたことじゃないよ」といつも子どもたちを安心させてくれる。

どこにでもあるようなお話ですが、実際には親や友だちのお母さんや先生以外の大人とふれあう機会は、子どもたちにはあまりない。
いわゆる「ななめの関係」をもつことはとても難しいことなのだ。
このお話の中では、用務員の仙さんがその役割を果たしてくれている。
同じ学校という職場で働いていても、
仙さんと先生とは、違ったスタンスで子どもに接してくれる存在なのだ。

利害関係のない大人の存在があれば、
子どもたちは問題にぶつかったときでも、
その存在が救いになるに違いない。

「にんきもの」シリーズの森絵都と武田美穂の名コンビが、
おもい話をユーモアいっぱいの本に仕上げています。
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自信を持っておすすめしたい 生きるチカラ  投稿日:2009/06/09
カラフル
カラフル 作: 森 絵都
出版社: 理論社
森絵都の『カラフル』を
絵本ナビで取り上げることについては、
疑問があります。
対象者が中高生のYAであることはあきらかだからです。
この辺りの選択、切り分けは、
運営者の方々にお任せしたいと思いますが、
「絵本」という核は崩さない方が良いのではないかと思っています。

『カラフル』は何度読んでも心をふるわされるお話です。
現在、文春文庫からも発売され、また新たなファンを増やしています。
自殺した少年が、天使の助けを得ながら、
生きるチカラを獲得するというストーリーです。
自殺、不倫、援助交際など少年を傷つける出来事が起こり、
とても深刻な題材を扱っていますが、
そこを天使との漫才のようなやり取りで、
少年は乗り越えていきます。
何度読んでも最後の場面になると、私はうれし泣きしてしまいます。
中高生に是非読んで欲しい一冊です。
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自信を持っておすすめしたい 入り組んだ気持ちを解きほぐす  投稿日:2009/05/30
はんぶんぺぺちゃん
はんぶんぺぺちゃん 作: 村中 李衣
絵: ささめや ゆき

出版社: 佼成出版社
このお話は、入り組んだ人と人との複雑な気持ちをどう解いていけば良いのかを考えさせられます。

仕事の都合でほとんど帰ってこられない父親とはるこを結ぶのは、ぺぺちゃん人形。
はるこがペペちゃんのあたまの部分をお父さんのカバンの中にこっそりしまいこんだのです。
言葉ではうまく伝えられない気持ちを、自分の大切なものを半分相手に委ねることによって気持ちを伝えようとしているところが健気です。

また義父はお父さんと和解することなく亡くなってしまいます。
しかし、和菓子職人の義父の仕事など何も知らないと思っていた父親が、色とりどりの粘土で作った、義父の創作和菓子を見れば、義父への気持ちがたくさん込められていることがわかります。

印象的なシーンが多い作品です。
ささめやゆきさんの絵がはるこの繊細な気持ちをよく伝えてくれています。

小学校中学年以上の子どもに味わって読んでもらいたい作品です。
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自信を持っておすすめしたい 無関心ではいけない  投稿日:2009/05/29
かさをささないシランさん
かさをささないシランさん 作: 谷川 俊太郎
絵: いせひでこ

出版社: 理論社
白地に黒い角ばったギザギザのタイトルの文字に、「んっ、これはただものではないぞ!」という気配を感じます。そして、ドキドキしながら、ページをめくっていくことになります。

シランさんの何気ない日常生活を描いているだけなのに、どうしてドキドキするのでしょう。
シラン見ているテレビに映るとおいくにのやせこけたこどもたちや、つみもないのにろうやにいれられているひとたちは、私たちの生活のなかでもよく見聞きすることです。
私たちはシランさんと何の変わりはないのです。

しかし、突然、シランさんは「かさをささない」という理由だけで捕まってしまいます。これがドキドキの原因だったのです。
幸いにも、「今」は私は「かさをささない」という理由で捕まることはありません。しかし、世界のどこかでは、シランさんのように理不尽な出来事が起こっているのです。

「無関心ではいけない」この本から学ぶことです。
小学校高学年のクラスで読みあって、話し合いをすると良いのではないかと思います。
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自信を持っておすすめしたい 風を感じられる本  投稿日:2009/05/29
まじょのデイジー
まじょのデイジー 作・絵: 植田 真
出版社: のら書店
植田さんの描く絵には、風が流れています。
タイトルが書かれた2ページには、おおきな森と魔女たちが暮らす建物の塔が見えます。ここにもやわらかい風が吹いているようです。
ほうきがうまく使えず飛んでもすぐ落ちてしまうデイジーに、ズズーという黒い鳥が飛んでみせる場面も、そしてズズーをまねて、デージーがほうきに乗る場面でも、ちゃんと風を感じることができます。
何気ない生活の中にも、いろいろな風が吹いています。魔女のデイジーにも黒い鳥のズズーにも。そんな微妙な風を感じさせてくれる一冊です。
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自信を持っておすすめしたい 音の記憶  投稿日:2009/05/29
1000の風1000のチェロ
1000の風1000のチェロ 作・絵: いせひでこ
出版社: 偕成社
この絵本は、阪神淡路大震災のことを描いた絵本です。作者のいせさんは、大震災から2ヵ月後の神戸を歩いてまわったそうです。しかし、スケッチブックは白紙のままでした。
描けないのか、描いてはいけないのか、その迷いを吹き飛ばしたのが、この絵本のテーマになっている、復興支援「1000人のチェロ・コンサート」でした。

絵本に出てくる被災を受けた街の風景は1ページだけです。
しかし、絵本には、忘れてはいけない過去の断片をつなぐように、1000のチェロから1000の想いが音楽となって流れ出していく様子が見事に描かれています。
この音の記憶は、きっと読む人にも伝わると思います。

小学校中学年から上の子どもたちが読むと良いと思います。
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ふつうだと思う 虫の世界には虫の世界の厳しさが……  投稿日:2009/05/01
ありのフェルダ
ありのフェルダ 作・絵: オンドジェイ・セコラ
訳: 関沢 明子

出版社: 福音館書店
フェルダは、チェコで大人気のキャラクターだそうです。
何でも屋のありなんです。

虫の世界には、その世界のルールが当然のようにあります。
フェルダはてんとう虫の女性を好きになりますが、
そのおかげで逮捕されたり裁判にかけられたりと大変な目にあいます。
不思議なのはこの虫たちの関係です。
てんとう虫の女性は恋愛対象になり、
この女性にプレゼントする馬車をひかせるために、
バッタはつかまえられ、つなをつけられてしまうのです。
でもバッタとフェルダもなかよしなんです。
いったい虫たちの間は、どういう関係になっているのか、
とても気になりました。

そんな難しいことは考えずに、
フェルダの前向きでめげない姿と
鮮やかに描かれた虫の世界を楽しんだ方が良いですね。

登場するのは虫ばかりです。
虫好きの男の子には(もしかしたら女の子もいるかもしれませんね)
たまらない作品になるかもしれません。

絵本のようにも見えますが、
自分で読むなら小学校中学年以上からだと思います。
幼児に読んであげると、とても喜びそうな気がします。
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なかなかよいと思う おばあちゃんがほしい!  投稿日:2009/04/30
おばあちゃん、ぼしゅう中!
おばあちゃん、ぼしゅう中! 作: アーニャ・トゥッカーマン
絵: 高橋由為子
訳: 齋藤尚子

出版社: 徳間書店
新聞で募集をしたものの、応募してきた四人のおばあさんの中から一人だけ選ぶことができないシュテフィ。一週目は、おばあさんたちに尋ねてきてもらい、二週目はシュテフィがそれぞれのおばあさんの家に遊びに行きました。それでも一人に選ぶこともできず、毎日おばあさんたちと時間を過ごすことにも疲れてしまいます。

まず、新聞で一緒に遊んでくれたり、お菓子を作ってくれるおばあさんを見つけるために、新聞広告を利用するところがすごいですね。思いついても実行するには躊躇してしまいそうですが、それをやってしまうのがシュテフィの良いところですね。

応募してきたおばあさんたちも、みな個性的な人でした。
きっと日本のおばあさんたちだって、会ってみればいろいろ楽しい人がいるに違いないと思います。おばあさんがいない子や近くに住んでいないいない子たちが、おばあさんたちと交流する場や機会があると良いのになあと思います。(私も、田舎が遠く、祖父や祖母に会う機会はほとんどありませんでした。)

疲れたシュテフィを助けてくれたのは、友だちでした。やっぱり友だちは頼りになりますね、大切にしなくっちゃ。
シュテフィの恋の行方も気になります。

子どもたちの元気さがあふれる楽しいお話です。
小学校中学年くらいから読むのが適当かと思います。
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自信を持っておすすめしたい なんでも飲みこむぞぉ〜  投稿日:2009/04/30
どろにんぎょう 北欧民話
どろにんぎょう 北欧民話 作: 内田 莉莎子
絵: 井上 洋介

出版社: 福音館書店
北欧民話です。井上洋介さんの土俗的な絵から北欧の雰囲気が漂ってきます。

このお話の良いところは、はちゃめちゃなところでしょう。
おじいさんが作ったどろのにんぎょうが、突然動きだし、おじいさん、おばあさんを手始めに、道で出会う人々を躊躇することなく、どんどん飲みこんでいくのです。その豪快なこと。
その豪快さと、だんだん大きくなっていくおなかに、子どもは大喜び。

小学2年生のクラスで読み聞かせに利用しようと選んだ絵本です。
大判ですし、遠目もきくので、読み聞かせにはぴったりだと思います。うけること間違いなしです。
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