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新装版 ゆきがやんだら

新装版 ゆきがやんだら(Gakken)

一面真っ白の雪景色で、心が温まる親子のおはなし

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どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

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やこちん

ママ・50代・兵庫県、女の子20歳

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やこちんさんの声

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自信を持っておすすめしたい ファンタジー&ミステリー  投稿日:2020/02/02
ハンカチの上の花畑
ハンカチの上の花畑 作: 安房 直子
画: 岩淵 慶造

出版社: あかね書房
安房直子さんの上品な文章が好きです。

このお話は、いつもの美しいファンタジーの中に
すこし毒を含んだミステリーチックなものを感じるものでした。

菊酒を作れるふしぎな壺を預かった郵便屋さんが
秘密を守れずに、妻にうちあけ、お酒を商売道具に変えてしまうくだりは
誘惑に勝てない人間の業を感じました。
読み始めの、小人が登場しふわふわした感触が
中盤以降、ミステリーかホラーかサスペンスというふうに変化し
ページを繰る手が止まりませんでした。

しかし・・・
個人的に
菊酒がとてもいい匂いのおいしいお酒という設定が
どうもしっくりきませんでした。
菊って、仏壇のお花っぽくて
匂いもいいにおいというより、独特のものがありますし・・。
菊の花ってところが、よけいにオカルトっぽく感じてしまうのかな・・。
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ふつうだと思う わかりやすいのかわかりにくいのか・・  投稿日:2020/01/20
チコときんいろのつばさ
チコときんいろのつばさ 作・絵: レオ・レオニ
訳: さくま ゆみこ

出版社: あすなろ書房
今、レオレオニブームが私の中に起こっています。

手に取ったわけですが、
読み始めて「あれあれあれ・・」と
いつものちょっとした引っ掛かりが何もなく、
スルスルスルと読めてしまう文体。
表紙をあらためると・・谷川俊太郎さんの訳ではありませんでした。
とっても読みやすくて、
そして・・・正直、あんまり心に残りません。

お話は、幸せの王子の鳥単独バージョンみたいな感じで進むんですが、
金色の羽を渡してしまうところなんか、
なんでこんなに事務的な感じがするんでしょうか。
レオレオニのお話って、ちょっと深くて、
だから、そう多くない文章の中にも含みがいっぱいあってってイメージが
私の中にあったんですが・・。

最後、主人公の鳥が感じた言葉は
取りようによっては、自分を責めているようにも感じられました。
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自信を持っておすすめしたい レッツパーティー!!  投稿日:2020/01/19
きつねのゆうしょくかい
きつねのゆうしょくかい 作: 安房 直子
絵: 菊池 恭子

出版社: 講談社
安房直子さんの、動物ファンタジーが大好きです。
この本はまだ読んだことがなく、手に取りました。

キツネの女の子が、素敵なティーカップを手に入れ
それを使うためにパーティーをするというお話。
客人をよんでくるために奮闘する父狐が、コントみたいな面白さ。
また、集まってきた客人たちも実は・・。
(そこは読んでのお楽しみ!!)

しかし
安房直子さんのお話って
ファンタジーでふわふわしてそうでいて、
現実味もあるちょっと湿度のある感じが
ただのファンタジーではない独自の世界感を醸し出していて
癖になるんですよね。
是非ご賞味あれ!!
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なかなかよいと思う パンを缶詰にする大変さ  投稿日:2020/01/02
世界を救うパンの缶詰
世界を救うパンの缶詰 文: 菅 聖子
絵: やました こうへい

出版社: ほるぷ出版
災害時に大活躍するパンの缶詰。
焼いたパンを缶に閉じ込めればいいだけだと思っていけれど
開発秘話を読むと、
カビ対策、水滴対策と
思ったよりずっと大変そうでした。
また、防災用だからこそ
期限切れ近くになって、まだ食べられるのに返品され処分をお願いされることも・・。
これを、食べるのに困っている人たちのいる海外へ届ける活動も発足させて、
うまいサイクルを作り出しています。
ただのパン屋だと思うなかれ。
すごいバイタリティー。
とうとうパンは、宇宙にまで行くことになります。すごい!!

戦争で全身やけどを負いながらも、生きて終戦を迎え、
戦後は不自由な体もなんのそのでパン職人となった初代と、
広い視野を持つ2代目の好奇心と創意工夫とが
パンの缶詰を産んだことがわかります。
文中に、缶詰パンがスペースシャトルにのることになったくだりで「まわり道をしたように見えた時間も、結局無駄な事は何一つなかった」という一文が、
とても心に響きました。
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自信を持っておすすめしたい 実話  投稿日:2019/12/27
バルト 氷の海を生きぬいた犬
バルト 氷の海を生きぬいた犬 作・絵: モニカ・カルネン
訳: 中井 貴惠

出版社: 徳間書店
実話だそうです。
なので、過度な表現ではなく淡々と描写される現実が
氷に流される犬の緊迫感をリアルに伝えます。
作者覚え書き(あとがき)にある
しあわせに暮らす様子のバルトが愛らしいです。

中井貴恵さんの翻訳。
実際の犬の名前は「バルト海の」という意味の形容詞だが
翻訳するにあたって「バルト」とした、という但し書きが
考え抜いた翻訳であったこと感じさせます。
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自信を持っておすすめしたい 音が見える!!  投稿日:2019/12/12
よるのおと
よるのおと 作: たむら しげる
出版社: 偕成社
娘も大きくなり
最近は、字がたくさんある、ちょっと深めの意味を持った絵本を選ぶ傾向にありました。
で、この本です。
「夜の音」というタイトルに魅かれ、読んで見たのですが
本当に、音が「見え」ました。

夜って、しーんと静かなものだという先入観にとらわれず
耳をすますと聞こえてくる、自然の営み。
ラスト近くに登場する、池にできた美しい波紋が象徴的なのです。
そこには、文章も擬音も書かれてはいませんが
音が、聞こえるというか・・私には、見える、気がしました。
ページを繰ると
ゆっくりとコマ割りみたいにうつりゆく描写(間隔)も絶妙です。

肌感覚にうったえてくるような本です。
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なかなかよいと思う 深いっっ、けど・・  投稿日:2019/12/08
せかいいちのいちご
せかいいちのいちご 作: 林 木林
絵: 庄野ナホコ

出版社: 小さい書房
「二番目の悪者」が気に入って
同じコンビのこの本も読んでみました。

シロクマがうっとりと眺める一粒のイチゴ・・という表紙。
さて、中身は・・。

シロクマの元に届き続けるイチゴの数はどんどん増えて
最初の一粒の時の感動が薄れてきまました・・というようなお話。

その後のイチゴの数の増加あるなしに関わらず
最初の感動を保ち続けるのは、なにごとも難しいものだと思います。

我が家も、毎年お友達から、その土地のフルーツが届きます。
娘とも話しましたが
たくさん届いたら、友達呼んでイチゴパーティー
パイにしたりジャムにしたりの二次加工
いろいろ工夫次第で
ちがう喜びが得られるよね・・と・・。
また、届くたびに送り主に感謝したりなど
気にかけてくださることに思いをはせるよね・・・と・・。
ましてや好物ならなおさらで
一念に一度届くそのフルーツの便りから感じ取る
相手の感情、自分の気持ちを大切にしています。今もなお。

いいたいことはわかるけど
私はこうはならないなぁ・・と娘。

いつまでもその気持ちを大切にしてほしいと
この本を通して、娘と話したことをかみしめました。
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自信を持っておすすめしたい ジョンて・・  投稿日:2019/12/08
ねこのジョン
ねこのジョン 作: なかえ よしを
絵: 上野 紀子

出版社: 金の星社
娘と題名を見ていいました。
「ジョンて、犬の名前ちゃうん。ねこのって・・」
と言いながら表紙絵を見たら・・犬。
ムムムこれは・・。

読んでみると、みにくいアヒルの子の犬猫バージョンと言うか・・。
メッセージとしては
「あなたはあなたのままでいいんだよー」という
自己肯定感にうったえるお話でした。
とてもいいお話です。

文章を読むと、ジョンという犬風の名前ではあるけれど
本当に犬であるかは謎と読めるのだけれど
絵本は絵があるわけで、
最初から「犬だよね」とネタバレしながらお話が進むので
ネコらしくないと言われ「ぼくは猫だよ」と言いながら打ちひしがれる犬のジョンが
なんとも痛々しく感じました。

心優しく寄り添う猫のリズがいてくれるのが救いです。
実際も、寄り添ってくれる誰かがいてくれるかどうかで
乗り越えられるかどうかが決まると思います。
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自信を持っておすすめしたい 陽だまりの意味するところ  投稿日:2019/12/04
ひだまり
ひだまり 文: 林 木林
絵: 岡田 千晶

出版社: 光村教育図書
最近、林木林さんにはまっています。
この作品も、感慨深く読みました。

ぶっきらぼうなトラビスとやさしいミケーレ。
2匹のネコは、出会い、そして恋に落ち・・・。
アクシデントから、悲しい別れを予感し
「こんど生まれ変わったらひだまりになりたい」というミケーレ。
彼女がいなくなった後、ひだまりを求めてあがくトラビス。
そして、傷を癒してくれたひだまり・・・。

心を通い合わせ、幸せの種を分け合うことの大切さを
「ひだまり」という言葉で表現した、
見事な作品です。
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自信を持っておすすめしたい しあわせ  投稿日:2019/12/04
かえでの葉っぱ
かえでの葉っぱ 文: デイジー・ムラースコヴァー
訳: 関沢 明子
絵: 出久根 育

出版社: 理論社
紅葉のこの時期に、表紙に目を奪われ、手に取りました。

葉っぱの一生が書いてありました。

葉っぱは旅をし、
最後は葉脈だけになって少年の元に戻ります。
正直、旅のシーンがちょっと冗長かなぁと思ったりしたのですが
最後の最後に、旅を終えた葉っぱが、
たき火のそばでくすぶり始めた時「これでいい」と感じたというひとことが、
胸に響きました。
そして、葉っぱから旅の話を聞いた少年は
満ち足りた幸せな気持ちになるのです。

人生の最後に、
自分自身がこんなに納得して、
誰かを幸せな気持ちにできるなんて
なんて幸せなんでしょう。
そのためには、人生という長旅の一瞬一瞬を、
自分自身で充実させ、納得することが大事なのかもしれません。
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