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あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

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やこちん

ママ・50代・兵庫県、女の子20歳

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やこちんさんの声

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自信を持っておすすめしたい 8.6  投稿日:2016/09/07
8月6日のこと
8月6日のこと 作: 中川 ひろたか
絵: 長谷川 義史

出版社: 河出書房新社
8月6日という日にちは
日本人にとって特別に意味を持っていると思う。
タイトルに8月6日とあるだけで
原爆のことだ、戦争のお話だと
その本の内容が推察できるのだから・・・。


当然のことこの本は
原爆・戦争のお話の絵本です。
表紙の見返しに
「これは66年前、本当にあったお話です」とあります。
もうこれだけで、しみじみした気持ちになります。

前半に描かれる日常と
ラストの穏やかな瀬戸内海の風景に癒される一方で
黒こげの人間のページは
長谷川さんの絵の筆致では想像できないほどの衝撃があります。
(いつもは笑撃なのに・・)
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自信を持っておすすめしたい 長崎の原爆  投稿日:2016/09/07
あの夏の日
あの夏の日 作・絵: 葉 祥明
英訳: 長崎市

出版社: 自由国民社
おなじ原爆被害を受けたのに
なんとなく「広島の次」扱いで
スポットの当たりにくい長崎の原爆のお話です。

ナガサキが語るスタイルでお話は進みます
(このナガサキは、土地・地域そのものだったりするのでしょうか)
日常の中に突然降ってくる原子爆弾。
その落差が、痛々しさを誘いますが
全てを包むナガサキが、それを乗り越えていくという構成は
生々しさが半減して、
戦争絵本の中では、手に取りやすいように感じました。
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自信を持っておすすめしたい おこっていいんだ  投稿日:2016/09/07
絵本 おこりじぞう
絵本 おこりじぞう 作: 山口勇子
絵: 四国 五郎

出版社: 金の星社
私が子供のころ
原爆が落とされたのは
日本が戦争をし、悪いことをしてきたからだと
(だから落とされても仕方ないのだと)
小学校の先生に教えられました。
日本はいったい、世界に向けて、どんな恥ずかしいことをしてきたのか・・
わからないまま、
原爆を正当化したような理由を聞かされ、納得したようなふりをしてきました。

この絵本は
原爆被害により、ボロ雑巾のようになり死んでいく子供にスポットがあてられ
その死にように
笑い顔が怒り顔になってしまうお地蔵さんのお話です。

読んでまず思ったのが
「あぁ、こんな理不尽な原爆攻撃には、怒っていいんだ」という気持ちでした。
どんな理由があっても、原爆を落としたことは
正当化できようはずもないという、素直な気持ち。
それに気づかされた、とてもとても尊い本です。
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自信を持っておすすめしたい 沖縄戦の現実  投稿日:2016/09/06
つるちゃん
つるちゃん 著: 金城 明美
出版社: 高文研
太平洋戦争末期、
地上戦が行われた沖縄の現実が描かれています。
戦争というと
原爆の話が筆頭になりがちですが
民間人をたくさん巻き込んだという点では
沖縄の戦禍も忘れることができない、大きな出来事だと思います。

小学2年生のつるちゃんが主人公。
地上戦の気配を感じ取り
隠れ場所のお墓や壕を転々としながら南へ南へと逃げていくシーンは
幼い語り口ながら緊迫感があります。
逃げながら、一家はだんだんと人数が少なくなっていきます。
最後はひとり生き残るつるちゃん・・・。

ラストページに、沖縄の言葉で書かれた、平和を願う文があり
心にしみます・・。
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なかなかよいと思う 原爆とは  投稿日:2016/09/06
ひろしまのピカ
ひろしまのピカ 文・絵: 丸木 俊
出版社: 小峰書店
広島に落とされた原爆がどんなものだったかということが
生々しく伝わる1冊だと思います。
だからこそ、
読み聞かせ等で選書する際
「どういう風に伝わるかな・・」と深く考えてしまうと
躊躇してしまう本でもあるような気がします。
伝えたくないわけではないけれど
その伝え方は、この絵とこの文なのかなぁ・・と
私は思ってしまいました。
日本人だからこその感性なのかもしれません・・・。
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自信を持っておすすめしたい ドラマチック!  投稿日:2016/09/06
おばあさんのしんぶん
おばあさんのしんぶん 文・絵: 松本 春野
原作: 岩國 哲人

出版社: 講談社
ちょっとできすぎなドラマチックな構成のお話なんですが
なんと、実話だそうで、びっくり。

戦後、大黒柱を失った家族の家計を助けるため
小学生で新聞配達をするのですが、
その動機の一つには「新聞が読みたい」という気持ちもあったなんて
新聞離れが進む現在では、なんて純粋な動機なんだと感じました。
字が読めないおばあさんが、
ただ哲人少年に新聞を読ませるためだけに新聞を取っていたという事実も、
本当に純粋に感じます。

主人公岩國哲人さんは
東大法学部を卒業後、国会議員にまでなられています。

ご本人の努力はもちろんですが
苦しい家庭環境の中、それでも、素晴らしい人たちとの出会いでここまでになられたと思いますし、
また、それを感謝する心をお持ちだったことを
巻末の謝辞で感じることができます。
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自信を持っておすすめしたい じっくりと・・  投稿日:2016/09/06
さがしています
さがしています 作: アーサー・ビナード
写真: 岡倉 禎志

出版社: 童心社
原爆資料館の地下収蔵庫にある2万1千点ほどの資料の中から14点を選んで写真に撮り
それぞれを語り部として、
8月6日にあったことを語らせるというような構成になっています。
淡々とした写真なのに
8月6日を境に途切れてしまったそれぞれの思いがあふれ出てくるような気がします。
巻末には、それぞれの写真の詳しい解説と
どういう思いでこの本を作ったかという、
とても印象的なあとがきで締めくくられています。
読み聞かせにもいいけれど
私は、じっくりと額を突き合わせて娘と読みたいと思いました。
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自信を持っておすすめしたい ちっともこわくない  投稿日:2016/08/08
おばけのきもだめし
おばけのきもだめし 文: 内田 麟太郎
絵: 山本 孝

出版社: 岩崎書店
夏なのでお化け妖怪ものをと手に取りました。

表紙も妖怪たちの迫力満点の絵!!!と思いきや
読み終ってもう一度見ると
妖怪の子供たちが必死の形相で逃げている絵。
この本は、妖怪の子供たちが肝試しに参加するというお話なのです。
妖怪だけど、まだまだ子供だから
おびえながら道中を行く表情は、助けたあげたくなるほど心細げ・・。
妖怪なのにっっという突っ込みは置いといて
微笑ましくて笑える、ユーモア絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 戦争のむなしさ  投稿日:2016/07/20
ちいさな へいたい
ちいさな へいたい 作・絵: パウル・ヴェルレプト
訳: 野坂 悦子

出版社: 朔北社
子どもが戦時に兵士として借り出され
なんとか生き延びて、ようやく戦争が終わっても、
トラウマを残しながら、余生を生き続ける・・

戦争が終わることはもちろんホッとすることだろうけれど
こんな子供を出さないために
戦争そのものを起こしてはいけないと強く思いました。

自分の子供にこんな生き方をしてほしくはないけれど
自国に無理やり攻め込まれたら、どうしたらいいんでしょうね・・。
無抵抗にやられたら
生き延びることさえできなくなる・・・。

最近、いろいろ考えます・・・。
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自信を持っておすすめしたい 金属供出  投稿日:2016/07/20
キンコンカンせんそう
キンコンカンせんそう 作: ジャンニ・ロダーリ
絵: ペフ
訳: アーサー・ビナード

出版社: 講談社
最近、とある大学の建物を見学してきました。
装飾の工夫が施された扉上の飾り窓が、
なんとベニヤ板。(一見したところではわかりませんでした)
本当は金属だったそうですが
戦争のため供出されたためとのこと。
様式美を失った扉をしのびなく思った方が、ベニヤでそれらしく作られたとのことで・・。

そして、この本を読んで
あぁ、こんなところでも金属供出がーーとさみしく読み始めました。
ですが、このお話。
確かに、戦争中の金属供出(教会や学校のベルを元に大砲製作)が題材なんですけど、悲壮感がなく、
否応なく戦争に巻き込まれていく市民の心が
戦争に打ち勝ってしまう・・そんな爽快感さえ漂います。
難はと言えば・・・
大将の名前が異常に読みにくいことでしょうか・・(^-^;
読み聞かせにはトレーニングが必要・・。
参考になりました。 0人

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