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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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なかなかよいと思う オシャレな古典的絵本  投稿日:2010/03/22
よるとひる
よるとひる 作: マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵: L・ワイスガード
訳: 星川 菜津代

出版社: 童話館出版
マーガレット・ワイズ・ブラウンとレナード・ワイスガードによる1942年の作品。
実に68年前の作品なのですが、邦訳は2009年です。
こうした古典的作品が、最近邦訳されるケースが増えていますが、大変好ましいことだと思っています。

ストーリーは、昼がこよなく好きなねこと、夜がこよなく好きなねこがいるシーンから始まります。

そして、それぞれが、互いの世界を案内することになります。
白いねこは夜が怖かったのですが、実際に体感してみると、想像していたことが全く杞憂であったことに気が付きます。
見ると聞くでは大違いとは良く言ったもので、エンディングで白いねこは夜がこよなく好きになってしまうのです。

モノクロに、黄色だけを使用した絵は、実にシンプルでオシャレという言葉が相応しいもの。
今の作品として紹介されても、疑う人はいないと思えるくらいです。

お話自体もシンプルなものですが、お互いを尊重することと体験に勝るものはないということを教えてくれる、そんな絵本です。
読後の余韻は、何とも言えないもので、子供だけでなく、大人にとっても読み応えのある絵本だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 新しいスタンダード作品  投稿日:2010/03/22
2ほんの木
2ほんの木 作: エリザベト・ブラミ
絵: クリストフ・ブラン
訳: 小林 繁夫

出版社: ひさかたチャイルド
2005年のフランス絵本で、サン・テグジュペリ賞受賞作品。

お話は、仲の良い2本の木が並んで立っているシーンから始まります。

1本は大きい木で、もう1本は小さい木。
何かの象徴のような感じを抱かせます。

2本の四季おりおりのお互いのやり取りは、とても楽しいもの。
仲が良いだけに、けんかしたりして、微笑ましいシーンが続きます。

ところが、2本の木の間に壁ができてしまうのです。
悲しみに打ちひしがれる2本の木なのですが、実に画期的とも言える方法で、また出会うことが出来るのです。

やって出来ないことはないと、思わせるような気持ちにさせてくれる絵本です。
また、とてもユーモラスに2本の木が描かれていますが、その脇役達の絵も良く見ると実に細かく描き込まれています。

絵本の楽しさを充分に満喫できる作品としてオススメします。
新しいスタンダード作品と言っても過言ではないかも知れません。
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自信を持っておすすめしたい 愉快な昔話  投稿日:2010/03/22
仕立屋のニテチカさんが王さまになった話
仕立屋のニテチカさんが王さまになった話 作: コルネル・マクシンスキ
絵: ボグスワフ・オルリンスキ
訳: 足達 和子

出版社: 偕成社
ポーランドの昔話。
それをコルネル・マクシンスキが再話し、ボグスワフ・オルリンスキが描き下ろし、邦訳されたものです。

昔話でお国柄が感じられる部分もありますが、何と言っても愉快というのが第一印象です。
冒険物語として申し分のないもので、おそらく読み聞かせするとワクワク感を持って子供達は聞いてくれること間違いないと思います。

それと絵が、おとぎ話を実に巧みに描いていて、この物語をとても引き立てています。

読み聞かせには文章が長いのですが、話自体の面白さと絵の魅力で、飽きることなく読み聞かせできると思います。

こうした世界の昔話が、もっと知られるようになることを期待したいものです。
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自信を持っておすすめしたい セカンドブックにオススメ  投稿日:2010/03/07
うずらちゃんのかくれんぼ
うずらちゃんのかくれんぼ 作: きもと ももこ
出版社: 福音館書店
1994年の発刊のきもとももこさんのデビュー作。
愛子さんのお気に入りでまた有名になったということで読んでみました。

一言で言って、この完成度の高さは尋常ではありません。

まず絵。
うずらちゃんとひよこちゃんのデフォルメが効いているのですが、それでもごく自然な描写で、その姿形が秀逸です。
鮮やかな色合いと相まって、読む者の心を捉えることでしょう。

ストーリーは前半がかくれんぼなのですが、花、実、きのことうずらちゃんとひよこちゃんの一体感が実に見事。
大人が見ても楽しめるくらいです。

脇役の蜂とか蛙も、いい味を醸し出しています。

しかも、この絵本の凄いところは、単なるかくれんぼに留まっていないこと。
起承転結の転の部分で雨が降ってきて、二人が家に帰れないという不安な場面とその次にさらに大きな影が登場するという、読み手に心配をさせる展開があるのです。
ですから、最後のハッピーエンドがより感動を与えることに繋がっています。

セカンドブックとして、もっと多くの人に読んでもらいたい一冊です。
プレゼントとしても、最高に喜ばれる絵本だと思います。

きもとさんの他の作品も読みたくなったのですが、あと2008年に一冊あるだけのようです。
確かに、これだけの作品がデビュー作だと、次回作のプレッシャーというのも大変なものではないかと心配になってしまうくらいの秀作だと言えると思います。
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なかなかよいと思う 虫好きにオススメ  投稿日:2010/03/07
てんとうむし どーこ?
てんとうむし どーこ? 作・絵: 得田 之久
出版社: 童心社
虫の絵本を多く手がける得田之久さんの作品。
とびだす虫の絵本の一冊。

仲良く遊んでいたてんとうむしのテテとナナですが、風がふいてナナが飛ばされてしまい、テテが探すシーンから始まります。
テテは、ナナと見慣れたむしとを見間違ってしまうのですが、その繰り返しが楽しくてたまらないことでしょう。

虫の絵がとても愛嬌があるので、大好きになる子も多くなるのは間違いありません。
最後のあなあきも、実に興味をそそるものとして、受け容れたれることと思います。
虫好きだけでなく、虫を好きになるきっかけにもなる絵本としてオススメします。
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なかなかよいと思う ほのぼのとする作品  投稿日:2010/03/07
くんくん ふんふん
くんくん ふんふん 作: オスターグレン 晴子
絵: エヴァ・エリクソン

出版社: 福音館書店
エヴァ・エリクソンは、「パパはジョニーっていうんだ」「おじいちゃんがおばけになったわけ」などで知られているスエェーデンの画家。
かたや、オスターグレン晴子さんは、スウェーデンの作品の翻訳家として知られています。
スウェーデン留学中に、ご主人と学生結婚されスウェーデンと日本を行き来しているので、そんな縁でこの作品を日本で出版されたのでしょう。

お話の主人公は、子犬のポンテ。
いつもあちこち匂いを嗅いでいるのですが、その仕草がとても可愛いもの。
特に犬を飼っているご家庭では、子供もすんなり理解できる内容ではないでしょうか。

暖色系の暖かい色合いの絵と相まって、ほのぼのとさせてくれる作品です。
犬好きにはたまらない絵本だと思います。
シリーズ化しているので、子供が気にいったら続けて読み聞かせすると良いのではないでしょうか。
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なかなかよいと思う ママの愛情が溢れる作品  投稿日:2010/03/07
ママだいすき
ママだいすき 作: まど・みちお
絵: ましま せつこ

出版社: こぐま社
まど・みちおさんは、ぞうさん」「おさるがふねをかきました」「やぎさん ゆうびん」「一ねんせいになったら」等の童謡で知られています。
そのまどさんが、一面を使ったママと子の動物の絵に一言を添えているという構成になっていますが、絵本の原点というような作品だと思います。

水彩画のような絵のタッチが優しいので、飽きることなく見てくれるのではないでしょうか。
1ページ1ページに、ママの愛情が溢れていて、ママが赤ちゃんに読み聞かせるに相応しいく、パパが出る幕がないかも知れません。
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自信を持っておすすめしたい 宮西ワールドが楽しめます  投稿日:2010/01/30
ペンちゃんギンちゃん おおきいのをつりたいね!
ペンちゃんギンちゃん おおきいのをつりたいね! 作・絵: 宮西 達也
出版社: ポプラ社
我家で大人気の宮西達也さんの作品ですが、珍しくシリーズ化にはなっていないようで、単品の作品です。

登場するのは、仲の良いペンギンのぺんちゃんとギンちゃん。
つりをすることになるのですが、お互い獲物に逃げられてしまいます。

その時のお互いの言い訳が、「あーあ、おおきな○○だったのになあ・・・」
自分に置き換えても、あるあると思わず頷きたくなるフレーズ。
その時の絵が、まさに絶品。
これぞ、宮西ワールド炸裂と言う感じで、大爆笑間違いありません。

この発想は、宮西さんならではのもの。
他の方も言われているように、是非シリーズ化して欲しい作品だと思います。

読み聞かせにオススメです。
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なかなかよいと思う 読み聞かせし易い絵本  投稿日:2010/01/30
おだんごぱん
おだんごぱん 作: (ロシア民話)
絵: 脇田 和
訳: 瀬田 貞二

出版社: 福音館書店
1966年のロシア民話の再話。

お話は、おばあさんが作ったおだんごぱんが、逃げ出すシーンから始まります。
おだんごとぱんて、やっぱり別物だと思うのですが、話のリズムとしては絶妙で深く考えない方が良いのかも知れません。

おだんごぱんは、行く先々で、動物たちに食べられそうになるのですが、いつも上手く逃げていきます。
その時の歌の最初の「ぼくは、てんかの おだんごぱん」というフレーズが、きっと子供の心を捉えるに違いありません。
語呂の良いフレーズです。

最後に登場する動物はきつね。
割とあっさりとしたエンディングだと思いますが、きつねが、ずる賢いというのは、万国共通なのか面白い気がします。

繰り返しのリズムが心地よく、異国情緒溢れた絵もどこかロシアをイメージさせる魅力なものなので、それが長らく読み続けられている理由なのでしょう。

読み聞かせし易い絵本だと思います。 
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自信を持っておすすめしたい 大自然が素晴らしい  投稿日:2010/01/24
おこじょの ユキ
おこじょの ユキ 作: あんびる やすこ
絵: 藤本 四郎

出版社: 鈴木出版
何と言っても、描かれている大自然が素晴らしい。
登場する動物達も、主人公のおこじょに始まって、かもしか、雷鳥、テンとかの日本に生息する貴重なものばかり。

お話は、生まれて半年たったので、おこじょのユキが独り立ちするシーンから始まります。
ところが、茶色いのに、ユキという名前のため、会う動物達に口々に笑われてしまいます。
そんなとき、出会ったのが、くまのチビチビ。
二人が名前について語るシーンは、何とも言えません。

そして、納得のエンディングを迎えるのですが、このお話には色々な要素が詰まっています。
母親の愛情、友情、そして自我の目覚めなどが、上手く自然の中に描かれているので、とても心に残る作品となると思います。
小さいおこじょのユキを、自分に置き換えて聞き入るお子さんも多いことだと思います。

名前の由来を教えるのに良い機会になるかも知れません。
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