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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

ロングセラー
どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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自信を持っておすすめしたい 文句なしのストーリー  投稿日:2009/12/20
もりでいちばんつよいのは?
もりでいちばんつよいのは? 作: ジュリア・ドナルドソン
絵: アクセル・シェフラー
訳: 久山 太市

出版社: 評論社
「ぼくのママはどこ」・「まじょとねこどん ほうきでゆくよ」が我家でヒットしたジュリア・ドナルドソン、アクセル・シェフラーのコンビの作品。

原題は「The Gruffalo」

お話は、ネズミが森で他の動物に食べられそうになると、「グラファロ」という架空の動物の名前を出して難を逃れるというところが最初。
それだけかと思いきや、実物の「グラファロ」が登場して、意外が結末に向かいます。

文句なしにストーリーが面白いです。
良く考えられた展開で、子供達も大喜びすること間違いありません。
この手の話は、昔話に多いのですが、それを現代に再現したといった趣です。
そして、その絵が、また素晴らしい。
どこか憎めない表情の動物達は、とても良い味を醸し出していて、肉食獣にありがちな印象は微塵も感じられません。
久山 太市さんの訳も、テンポが良く、原作の面白さを十二分に伝えていると思います。

読みやすい絵本なので、是非読み聞かせにオススメします。
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自信を持っておすすめしたい 野球少年に是非読んで欲しい  投稿日:2009/12/20
ホームランを打ったことのない君に
ホームランを打ったことのない君に 作: 長谷川 集平
出版社: 理論社
作者のコメントが最高です。

「6年前、妻が故障しました。
ぼくは自分の仕事よりも彼女の療養につとめました。
そんなぼくらを励ましてくれたのは、ふたたびグランドに立つことを夢見ながら我慢強くリハビリする野球選手たちの姿でした。
<省略>
長いブランクを経て、ぼくは復帰第一作は野球を描くことから陽気に始めようと決めました。」

こんな背景から生まれてきている作品ですから、素晴らしいに決まっています。
海外の作品の但し書を読むと、こういった背景から生まれた作品が多いように思うのですが、日本の作品でも増えればと思っています。

さて、物語は、野球をテーマにしたもの。
題も秀逸ですが、ストーリーも、現実味のある野球少年のお話です。
さらに、諦めないことの大切さも盛り込んでいて、読み応えのある作品に仕上がっています。

作者が言うように、野球を描いた絵本が少ないというのは、確かにその通りであって、我家でも次男が野球漬けになっているので、是非プレゼントしたいと思える作品でした。
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なかなかよいと思う 暖かい絵が素敵  投稿日:2009/12/20
ネズミちゃんと おまつりのふうせん
ネズミちゃんと おまつりのふうせん 作・絵: バレリー・ゴルバチョフ
訳: なかがわ ちひろ

出版社: 徳間書店
我家で大人気のバレリー・ゴルバチョフの新作。
バレリー・ゴルバチョフはウクライナ出身で、ソ連崩壊でアメリカへ移住して活動されています。

彼の作品には、今まで五つ星をずっとつけてきたくらい大好きで、期待大で読みましたが、正直肩透かしといった感じでした。

お話は、祭りで沢山の風船を買ったネズミちゃんが、空を飛んでいってしまい、それを仲間が追い駆けて助けるというもの。
皆が追い駆ける様は、見ていてハラハラさせられはするのですが、助かって終わりというストーリーで、今までの彼の作品にあった一ひねりがないのです。

相変わらずの友情を感じさせる点なんかは、好感が持てるのですが、彼の他の作品水準の高さからすると、自信を持っておすすめしたいというところまでは至りませんでした。
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なかなかよいと思う 写真の表情が良い  投稿日:2009/12/20
ねむい ねむい ちいさな ライオン
ねむい ねむい ちいさな ライオン 作: マーガレット・ワイズ・ブラウン
写真: イーラ
訳: ふしみ みさを

出版社: 徳間書店
写真絵本という紹介がありましたが、絵本?という感じはありました。

イーラは、動物専門の写真家の先駆者と言われていますが、44歳の時にインドで牛車レースを撮影中、ジープから転落して亡くなっています。
マーガレット・ワイズ・ブラウンは42歳で亡くなっていますから、実に早い時期におふたりとも亡くなっていることになります。

この作品は、1947年の作品です。
イーラの撮った写真に、あとでマーガレット・ワイズ・ブラウンが文をつけて作品にしたもので、若干文章の流れと写真に違和感を感じました。
60年以上も前の写真ですから、流石に時代を感じさせる部分は仕方のないところで、やはり、この作品の魅力は、ライオンの子供が垣間見せた瞬間のあどけない姿と言えそうです。

写真に気をとられてしまうお子さんも多いはずで、絵本というよりは、純粋に写真を楽しむことを主眼に置くことをオススメします。
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自信を持っておすすめしたい パパに読み聞かせして欲しい作品  投稿日:2009/11/28
おうまさんしてー!
おうまさんしてー! 作・絵: 三浦 太郎
出版社: こぐま社
最近とても注目している三浦太郎さんの作品。
この作品も、三浦さん自身の体験を元に書かれています。

お馬さんって、やはりどの子にとっても楽しいもの。
我家の小学校3年の息子は、隙があればまだ私の背中に乗ってきます。
それだけお馬さんって、惹かれる行為なのでしょう。

お話は、
「おとうさん おうまさんしてー!」
「よーし のって のって」
で始まるのですが、次からの展開が何とも言えず楽しい仕上がりになっています。

相変わらずの三浦さんの綺麗な発色の絵は魅力的。
しかも題材がお馬さんということで、是非パパに読み聞かせして欲しい絵本です。
親子の遊びに繋がる絵本だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 歴史的な発見  投稿日:2009/11/23
ペンギンくん、せかいをまわる
ペンギンくん、せかいをまわる 作・絵: M.&H.A.レイ
訳: 山下 明生

出版社: 岩波書店
マーガレット・レイとH.A.レイ夫妻と言えば、ひとまねこざるで良く知られています。
今回の作品は、本国での出版が2000年となっていたので、どうしてなのか?不思議に思ったのですが、夫妻の遺品のコレクションから発見されて、出版に至ったとのこと。
1940年のドイツ軍のパリ侵攻のまさに数時間前に、4冊の原稿(しりたがりやのジョージ)を自転車の荷台に縛って夫妻は脱出します。
そして、スペインからブラジルに行き、アメリカへの移住を果たすのです。

何とこの作品は、当時持ち出した5冊目に当たるもので、まさに歴史的発見である貴重な作品です。
作られた1937年という年を考えると、夫妻がこんなに夢のある物語を描いていたというのは、心に響きます。
現代と異なり、国を超えるということが、不可能に近かった時代背景を考えると、この物語に世界を自由に旅するという思いを託したとしか思えません。
そんな自由な発想が出来たという事実も、驚嘆に値すると思います。

物語は、主人公のペンギンくんが世界を旅して戻ってくるというもの。
そして、最後は英雄として賞賛されます。
ストーリーとしては、思ったほどの大きな展開はないのですが、ひとまねこざるに見られるユーモアが溢れる作品となっています。

レイ夫妻のこの物語に込められた思いを考えるだけでも、素晴らしい絵本との邂逅があったと思わざるを得ない作品でした。
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自信を持っておすすめしたい 絵が魅力的  投稿日:2009/11/23
ちびフクロウのぼうけん
ちびフクロウのぼうけん 作: ノーラ・スロイェギン
絵: ピルッコ・リーサ・スロイェギン
訳: みむらみちこ

出版社: 福音館書店
フィンランドの作品。
但し書にありましたが、日本向けの書き下ろし作品のようです。

主人公のちびフクロウは、朝になったので、寝る時間ですよとかあさんフクロウに諭されるのですが、ちっとも眠くないのです。
そう、フクロウは朝が寝る時間なのです。

それから皆が寝る隙に、木を下りていくのですが、フクロウってこんな風に木を下りれるものなのですかね。
絵が写実的なのに、描写自体は少しデフォルメしすぎのような感じがしました。

冒険では、うさぎ、くま、りすと出会うのですが、少しも動じないちびフクロウに、我が子を見るようで親近感を覚えました。
危険なことがあっても、決して動じない子って、本当にハラハラさせられると思うのですが、まさにそんな感じの描かれ方です。

最後の冒険から帰る時のかあさんフクロウとのやり取りには、思わず家族愛を感じずにはいられませんでした。

何とも言えない可愛らしい絵が魅力的で、トウヒの木なんて本当に綺麗だと思います。
あまり言うことを聞かないお子さんへの読み聞かせに良いと思います。
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自信を持っておすすめしたい 素晴らしいストーリー  投稿日:2009/11/22
パンのかけらとちいさなあくま
パンのかけらとちいさなあくま 作: 内田 莉莎子
絵: 堀内 誠一

出版社: 福音館書店
リトアニア民話を、内田 莉莎子・堀内 誠一コンビにより再話として発刊したもの。

昔話に良くある知恵比べの物語で、悪魔という設定がなければ、日本民話と言っても分からない位です。
悪魔というと、全てにおいて悪というイメージなのですが、ここでは若干異なります。
貧乏なきこりの弁当を盗んできた小さな悪魔は、大きな悪魔達に叱咤され、お詫びするよう言われるのです。
悪魔のプライドとでも言うのでしょうか。
こうした設定というのは初めての経験でしたが、絵本には相応しいものかも知れません。
そこに悪い地主が登場するのですが、これではどちらが悪魔か分かりません。
とても小気味良いストーリーで、安心しオススメできる作品だと思います。

読み聞かせの常連の昔話のひとつに加えて欲しい一冊です。
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自信を持っておすすめしたい 素晴らしい科学の絵本  投稿日:2009/11/22
じめんのうえとじめんのした
じめんのうえとじめんのした 作・絵: アーマE・ウエバー
訳: 藤枝 澪子

出版社: 福音館書店
1943年初版の古典的作品で、日本では1968年に訳されてから今日まで増刷されている絵本です。
ジャンルは科学の絵本というに相応しいものです。

色は、オレンジと緑と黒の三色刷りというシンプルなもので、年代を感じさせますが、逆にそれが格調高いものにしている気がします。

やはりこの地面の上と下という切り口が素晴らしい。
植物を地面の上の部分と下の部分に分けて、その機能の説明を簡潔にしているのですが、とにかく分かり易い。
文章も平易で無駄がまったくありません。
絵も単純だけども興味をそそるもので、大人の人でも気づきがあるはずです。
昨今のクイズブームからすると、こうした絵本はもっと受け容れられてしかるべしと思います。

あまり皆さんの評価は高くないようですが、是非、読み聞かせして欲しい一冊で、親子の対話の教材としても優れた作品です。
5歳ぐらいから小学生低学年までのお子さんに、絶対オススメです。
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なかなかよいと思う 金色ガ映える絵  投稿日:2009/11/22
おばけのおもちゃばこ
おばけのおもちゃばこ 作・絵: ジャック・デュケノワ
訳: 大澤 晶

出版社: ほるぷ出版
ジャック・デュケノワは、フランスの絵本作家兼幼稚園教師。
おばけのシリーズが沢山出版されており、その最新刊にあたります。
シリーズなので、フランスでは人気があるのでしょう。

今回は、主人公のおばけのパコームが屋根裏の掃除をするシーンから始まります。
そこに現れたのは、クモ。
クモが苦手なパコームでしたが、クモを金色に変えるととても綺麗になって、何と一緒に遊べるようになったのです。

黒に金色が映えて、とても美しい絵本となっています。
金色のクモは、愉快な動きをしていて、小技が効いた演出を醸し出していると思います。

ストーリーとしても纏まっているので、別の作品も読んでみたいと思います。
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