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どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

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あっぱれ!われらのてんぐさま

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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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自信を持っておすすめしたい インド細密画が美しい  投稿日:2009/11/01
1つぶのおこめ
1つぶのおこめ 作・絵: デミ
訳: さくま ゆみこ

出版社: 光村教育図書
作者のデミは、インドのバロダ大学で学んだこともあることから、インドへの造詣も深いのでしょう。
絵自体は、インド細密画で描かれており、実に美しいという表現がピッタリの出来栄えです。

お話は、インドの昔話の再話なのですが、数学にまつわるもの。
流石に数学の地 インドと言う感じです。

登場するインドの王様は、厳しく農民から年貢を取り立てていました。
そして言うことには、飢饉がきたら農民に米を分け与えると約束していたのですが、いざ飢饉になると、また理由をつけて与えません。

そんな時、賢い娘のラーニが、王様からご褒美を貰うことになります。
ご褒美の内容とは、
「お米をひとつぶだけ くださいませ。
そして、30日の間、それぞれ前の日の倍の数だけ、お米を頂けませんか?」
というもの。

クイズとかで聞いたことがあったので、およその見当はつきましたが、え?っと驚く程の数になるのです。

その米を運ぶのに、動物達を使用するのですが、最後の日の数といったら、目を見張るもので、充分に多さを表現していると思います。

小学生向きの作品で、良い教材になるのではないでしょうか。
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自信を持っておすすめしたい お月さまを描いた定番作品  投稿日:2009/11/01
お月さまってどんなあじ?
お月さまってどんなあじ? 文・絵: マイケル・グレイニエツ
訳: いずみ ちほこ

出版社: らんか社
マイケル・グレイニエツで最近読んだ作品は「フィアボ」「だれがいちばん はやいかな」と、とても気にいったので、読んでみたのですが、想像以上に優れた作品でした。

お話は、カメが、月をかじりたいと高い山に登るシーンから始まります。
とどかないので、ゾウをよんで、カメの上にゾウが乗ります。
お月さまは、ゾウの鼻が近づいたので、上に逃げるのです。
それから、キリン、シマウマ、ライオン、キツネ、サル、ネズミと登場するのですが、リズム感が抜群に良いです。
しかも、その登場する動物達が、ページの端に小さく描かれており、構成も抜群です。

油断したときに、とうとうネズミにかじられてしまうのですが、お月さまの表情が何とも言えません。
絵の質感が、お煎餅みたいなので、かじるという表現がまさにピッタリだと思います。

最後のオチもきいていて、最初から最後まで実に楽しめる作品でした。

おつきさまという響きから誰しも連想される作品としては、エリック・カールの「パパ、お月さまとって」だと思いますが、どうしてこの作品も、双璧といえそうなレベルの高い水準です。
子供にとって、月というのは、とても魅力的な存在なので、まさにツボを得た作品で、何度も読まされること間違いなしでしょう。
実際、図書館にあったこの絵本はボロボロでした。

マイケル・グレイニエツの作品は、全部読んでみたくなりました。
絶対オススメの一冊です。
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なかなかよいと思う キャクターが魅力的  投稿日:2009/11/01
しあわせミシュカ
しあわせミシュカ 作・絵: マーカス・フィスター
訳: 斉藤 洋

出版社: 講談社
「にじいろのさかな」「うさぎのホッパー」「ペンギンピート」シリーズで知られるマーカス・フィスターの作品。
特に、「にじいろのさかな」シリーズは、全世界で1300万部以上売れている超ベストセラーなので、読まれた方も多いはず。

はりねずみのミシュカは、周りにあるものが好きで、ごろごろ雲を眺めるのも好きです。
そんなミシュカを見て、おじいさんが、幸せ探しを命じるのです。

その結論がふるっています。
「いつか しあわせになろうなんて ぼくは ぜんぜん おもわない。
だって、いまだって もう しあわせなんだから」

幸せとは探すものではなく、今の生活が幸せだと思えること、だと諭してくれるそんな絵本です。
マーカス・フィスターらしい美しい絵と、魅力的なキャラクター達が堪能できる作品です。
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なかなかよいと思う リズム感が良い  投稿日:2009/11/01
わーらった
わーらった 作: 風木 一人
絵: 市原 淳

出版社: 講談社
「ないてた○○○が」
とあって次のページに
「わーらった」

その繰り返しの絵本です。
何と言ってもそのリズム感が良く、あかちゃんにとって心地よく聞こえることでしょう。

でも、最後の「ないてたおそら」はパターンが違うので、勿体無い気がしました。

絵自体がとても親しみ易いので、1歳ぐらいから楽しめる絵本だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 心の琴線に触れる一冊  投稿日:2009/10/31
いつだってともだち
いつだってともだち 作: モニカ・バイツェ
絵: エリック・バトゥー
訳: 那須田 淳

出版社: 講談社
表紙の絵が気にいったので読んでみました。
とにかく、絵が素晴らしい。
エリック・バトゥーは、世界最大規模の絵本原画展であるブラチスラバ世界絵本原画展(BIB)でグランプリ受賞履歴があるとのこと。
納得の出来る美しい絵だと思いました。

お話は、ピンクのこぞうのペノが、友達と別れるシーンから始まります。
仲良しだっただけに、ベノは悲しくて元気がなくなってしまいます。

どうして良いかわからず、ふくろうのホレイカに聞くと3つのことを教えてくれます。

その1 我慢せずに泣くこと
その2 誰かに話すこと
その3 心の中に友達の部屋をつくること

単純だけど、理にかなって示唆に富んだ教えだと思います。
作者のモニカ・バイツェは、セラピストでもあるので、こうした文章になったのでしょう。

そして、こぞうのベノは、元気を取り戻して、新しい友達と仲良くやっていけるようになるのです。

あまり別れということを意識しないかも知れませんが、幼稚園時代に読んであげたい絵本としてオススメします。
きっと、暖かい心を宿してくれることと思います。
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なかなかよいと思う 韓国の昔話  投稿日:2009/10/31
石をとらえたお役人
石をとらえたお役人 作: チャミジョン
絵: ハンチャンス
訳: かみやにじ

出版社: 少年写真新聞社
韓国・朝鮮の昔話。
画風といい、文章といい、但し書きがなければ、日本の作品と言われても全く違和感がありません。

それこそ、日本昔話と同じと言えそうな作品で、石の信仰という部分と衣装に少し地域の差異を感じるぐらいです。
名裁きと言える役人のお話なのですが、話の内容自体は少し難しいので、小学生くらいからが対象と言える作品です。

こうした韓国・朝鮮の作品は、どんどん翻訳を進めて頂き、絵本でも接する機会が増えることを期待したいと思います。
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自信を持っておすすめしたい 必読書  投稿日:2009/10/31
あしなが
あしなが 作・絵: あきやま ただし
出版社: 講談社
大好きなあきやま ただしさんの作品なので読んでみました。
いつもと若干テイストの違う絵とお話なのですが、正直言って、あきやまさんの凄みに、また感銘を受けてしまいました。

シリーズ化していないせいか知らない作品だったのですが、文句なしに良い。
久しぶりに、一読しただけでオススメしたくなった作品で、必読書としてあげても良い位の出来栄えだと思います。

主人公は、ケンという野良犬。
あしながというのは、ケンの町にやって来た犬のあだ名なのですが、スマートで美しいので、いろいろな噂をたてられます。

噂というのは、どんどん歪曲していくもの。
もちろん、火のないところに噂は立たないから、何かしらの原因はあるのですが、真実を確かめないのに信じてしまうことは、決してしてはいけないこと。
昔から言われていることを、この作品はやさしく諭してくれます。

そして、真実を確かめる勇気を持つことの大切さも、教えてくれます。

あしながは、こうした噂を全く気にしない美しい内面を持っているからこそ、外見も美しいという象徴のような描かれ方をしているような気もしました。

文章量は多いですが、思わず登場人物に感情移入してしまいそうな作品なので、決して飽きることなく、読み聞かせ出来ると思います。

3〜4歳くらいからのお子さんに、是非読み聞かせして欲しい一冊です。
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なかなかよいと思う 幻想的な絵が魅力的  投稿日:2009/10/25
だれをのせるの、ユニコーン?
だれをのせるの、ユニコーン? 作: エイドリアン・ミッチェル
絵: スティーブン・ランバート
訳: おかだよしえ

出版社: 評論社
表紙のユニコーンの絵があまりにも綺麗だったので読んでみました。
叙情的な絵と言えば良いのでしょうか?
幻の獣と言われるユニコーンに相応しい画風で描かれています。

主人公は、みなしごで名無しのゾエ。
王様の命でユニコーンをおびき寄せるのですが、王様がユニコーンを殺すと知って逃がしてやります。
怒った王様は、何人もゾエと話をしてはならぬとお触れを出します。

一人ぼっちになったゾエは、またユニコーンと会おうと森に入っていくのです。

格調高い文章が、少し子供には馴染めないかも知れませんが、とても優しい気持ちにさせてくれる作品だと思います。
何と言っても、絵が魅力的で幻想的な世界に誘われることは間違いないでしょう。
絵を楽しみ、空想に浸れる絵本でした。
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なかなかよいと思う 赤ちゃんが生まれた上の子にオススメ  投稿日:2009/10/25
いたずらかいじゅうビリー!
いたずらかいじゅうビリー! 作・絵: パット・ハッチンス
訳: 乾 侑美子

出版社: 偕成社
「ティッチ」のシリーズで知られるパット・ハッチンスの1985年の作品。
この作品も、兄弟姉妹がテーマとなっており、さしずめ怪獣版のティッチと言った趣です。

お話は、怪獣のヘイゼルのうちに、弟になるビリーと名づけたあかちゃんが生まれるところから始まります。
家族は、ビリーに夢中になり、姉のヘイゼルが言うことに目を向けなくなるのです。
その時の評価の基準は、悪いということ。
人間社会と違って、どれだけ悪いかを競うというところが、この本のミソで楽しめる発想です。

みんなに振り向いてもらおうと必死になるヘイゼルの姿は、良く見られる光景なのですが、ビリーを他の怪獣にあげてしまうというのは、どうかなと若干気になりました。
最後は、みんなハッピーになるのですが、兄弟姉妹それぞれに読み聞かせしてあげたい作品です。
親としての気づきもあり、特に年齢の近い兄弟姉妹がいる方にオススメします。
この作品もシリーズ化しているので、他の作品も読んでみたくなりました。
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なかなかよいと思う 古典的作品の再話  投稿日:2009/10/24
ふくろのなかにはなにがある?
ふくろのなかにはなにがある? 再話・絵: ポール・ガルドン
訳: こだま ともこ

出版社: ほるぷ出版
ポール・ガルドンは、1914年ハンガリー生まれ。
1928年14歳のとき、家族でアメリカ移住し美術学校に通った後、出版社の美術関係の仕事に就き絵本の世界へ足を踏み入れています。
民話やグリム童話などを再話し、挿絵を描き生涯にわたり300冊以上の作品を世に送り出したアメリカの人気絵本作家。

今回の作品も再話。
どこかで聞いたことのある話です。

狡賢いきつねが、蜂を袋に入れて、おばさんに預けるところから物語は始まります。
その時のきつねの一言は「袋の中を絶対に覗くなよ」

人間の心理を巧みに利用した言葉で、おばさんは覗いてしまい、蜂は逃げて飼っていたニワトリに食べられてしまいます。
戻ってきたきつねは、袋の蜂が居なくなった代わりに、にわとりを手に入れてしまうのです。

次から次へ同じことを繰り返し、袋の中身はランクアップしていくのですが、そうは問屋が卸さないというところでしょうか?
途中で止めておけば良いものを、欲をかきすぎたばかりに、あっと驚く結末をむかえるのです。

狡賢いきつねが最後には失敗するという昔話に良くあるパターンで、古典的作品として楽しめると思います。
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