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ふしぎな はこ

ふしぎな はこ(評論社)

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環菜

ママ・40代・宮崎県、男の子18歳 男の子16歳

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自己紹介
2人の息子の子育てに奮闘中です。
ひとこと
読み聞かせは、第1子がお腹にいるときから始め、それ以降は生活の一部になりました。
息子たちが2歳になるまでは、月誕生日に1冊ずつ絵本を買ったりもしていました。今は息子たち自身が、図書館で借りてきた絵本の中で気に入ったものを「これ面白い!これ買って〜!」と言ってくれるので、親子で厳選しながら購入する絵本を決めています。
絵本の好みはついつい偏りがちですが、できるだけ幅広く、いろんな絵本を読もうと心がけています(^−^)

環菜さんの声

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自信を持っておすすめしたい 図書館のワクワク感  投稿日:2012/02/21
コウモリとしょかんへいく
コウモリとしょかんへいく 作・絵: ブライアン・リーズ
訳: 西郷容子

出版社: 徳間書店
コウモリと図書館だなんて、いかにもミスマッチな組み合わせのタイトルに惹かれました。読まずにはいられないですね。

内容も期待を裏切らないものでした!
夜中「こんやはあいているよ!」との情報で、コウモリ諸君は図書館へ繰り出します。
夜空を飛び、図書館のすこし開いていた窓から中へ飛び込むコウモリたち。絵もとても芸術的で、見ているだけで引きこまれる感じを覚えます。

“としょかんではしずかに”
コウモリたちのルールも、人間と同じというところにも安心しました。
図書館常連の私たち親子なので、図書館のワクワク感を、コウモリと一緒に楽しむことが出来ました!
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自信を持っておすすめしたい でんぐりがえし  投稿日:2012/02/16
でんぐりがえし
でんぐりがえし 作: ビーゲン セン
絵: みぞぶちまさる

出版社: 絵本塾出版
でんぐりかえし一つで、ここまでお話を広げられるなんて!感動すら覚えました。
最初にクマのクーちゃんがやっていたでんぐりがえし。それがどんどん、他の動物に伝わっていきます。そしてその動物たちも、みんな1度ではできないというところがミソですね。最初からできるわけじゃない。何度もチャレンジするからできるようになるんだってことが、子供にもしっかり伝わりそう。(これって大事ですよね)
ぶたさんの曲芸のようなピザを持ったままのでんぐりかえし成功には興奮しちゃいました。
2〜3才から楽しめるんじゃないかなと思います^^
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自信を持っておすすめしたい 大事なこと  投稿日:2012/02/16
ダメ!
ダメ! 作: くすのき しげのり
絵: いもと ようこ

出版社: 佼成出版社
体も声も大きなくまくんに、大好きなプリンを食べられてしまったりすくん。でもそんなときも「ダメ」という一言が言えなかったりすくん。
悔しくて悔しくて、涙が出てしまって、ついにくまくんに本当の気持ちを打ち明ける決意をします。
くまくんにちゃんと伝わるのか心配でしたが・・・。りすくんの気持ちはしっかり伝わったようです。
うちの息子も気が弱いタイプなので、「ダメ」がちゃんと言えているのか不安なところもあります。もちろん、なんでもかんでも「ダメ」はいけない。けど、自分がされて嫌なこと、嫌な気持ちになったときは、相手にしっかり伝えないといけないんですよね。相手は分かっていないことだってあるんだし。
今回は全ページ立ち読みで読ませてもらいましたが、今度は息子たちに読み聞かせしたいと思います。
どんな反応をするのか楽しみです。
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自信を持っておすすめしたい 雨降って地固まる  投稿日:2012/02/16
あまつぶ いっぴき くものうえ
あまつぶ いっぴき くものうえ 作: いぐちゆうた
絵: すぎやまゆき

出版社: Gakken
雨粒が「1匹」???
最初は?の頭で読み始めたけれど、こんなに優しい気持ちになれる絵本は久しぶりでした。
いつも空からみんなを見ている、雨粒のケロケ郎。雨粒のように優しくて、地上の争いや憎しみを洗い流してくれるケロケ郎。それは決して直接的な方法ではないのに・・。これぞ「雨降って地固まる」だなぁとしみじみ。
お気に入りの一冊になりました。
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自信を持っておすすめしたい 大笑い!  投稿日:2012/02/16
ほね、ほね、きょうりゅうのほね
ほね、ほね、きょうりゅうのほね 作・絵: バイロン・バートン
訳: かけがわやすこ

出版社: インターコミュニケーションズ
5才と3才の息子に大ヒット。
決して「恐竜好き」ではない息子たち(むしろ興味ない)ですが、リズミカルな文章と、淡々と進むストーリーの可笑しさに釘付けです。
特に「ほねはないか ほねはないか」と骨を探して歩いてる発掘隊が、あっさりと「あった」と見つけるシーンは、何度読んでも大笑い!
そしてその骨たちが、どんどん組み立てられて、大きな恐竜になるのも面白いようです。
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自信を持っておすすめしたい 意外な展開  投稿日:2012/02/06
かいじゅうじまのなつやすみ
かいじゅうじまのなつやすみ 作: 風木 一人
絵: 早川 純子

出版社: ポプラ社
かいじゅうたちの夏休みは人間と同じ。みんなでワイワイ騒いだり、すもう大会をしたり、結婚式をあげるカップルもいたり、お墓参りもします。
そんな中、おさななじみのガランゴン、キバーラ、バルードンの3人は一緒に温泉につかりながら自分たちのこの1年の「悪さ自慢」をしていました。
そして夏休みが終わり、それぞれかいじゅうじまを後にする怪獣たち。また元の生活に戻ったら、破壊しまくってしまうのかと思いきや・・なんとガランゴンは、遊園地で子供たちの人気者!自分自身がアトラクションになって、みんなを喜ばせていました。
そしてキバーラやバルードンも・・・。
怪獣たちの残虐さを、子供たちはどう受け止めるのかな?とちょっとだけ心配していましたが、取り越し苦労に終わりました。

そうですよね。人間と同じように、結婚したり、お墓参りしたり、故郷を大事にしている怪獣たちだもの。きっと、3人だけでなく、他の怪獣たちも、口では「壊しまくった」と言っていても、きっと幸せに暮らしているのですよね。
読み終わったあと、息子たちも安心したようすの表情だったので、私も嬉しくなりました。やっぱり怪獣とて、平和が一番ですもんね。
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自信を持っておすすめしたい 楽しい絵本です!  投稿日:2012/02/06
おりょうりとうさん
おりょうりとうさん 作・絵: さとう わきこ
出版社: フレーベル館
1976年初版の古い絵本です。
お休みの日、お父さんがまえかけ(←この表現がレトロでgood)をつけて「カレーライスをつくろう」と言いました。

さあて、お父さんの料理の腕前、お手並み拝見・・・と思いきや。
「とうさんじゃいやだいやだ”」と、逃げていくお鍋や包丁たち。
それだけでなく、玉ねぎやにんじん・・・材料たちも「とうさんじゃいやだいやだ」 と逃げていってしまいます。
まぁ、なんとも不憫なお父さん!(笑)ちょっと可哀想になっちゃいました(笑)
でも、豪快に投網で捕獲しちゃったお父さん、ちょっとカッコイイかも?

子供たちと、大笑いしながら読みました。「おとうさんじゃいやなんだって〜♪」と、子供たちも大ウケ。“とうさん”がちょっと不憫ですが、最後はきっちりイイトコロを見せて終わりますから、この絵本を読んでも、父親の威厳を崩すことはなさそうです^^

むしろ、子供たちにこの絵本を見せて、ぜひともお父さんに「カレーライス作って〜♪」とおねだりさせたいものです。
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自信を持っておすすめしたい まさかの!  投稿日:2012/02/06
アーくんとガーくんのでっかいたからもの
アーくんとガーくんのでっかいたからもの 作・絵: テッド・ヒルズ
訳: 木坂 涼

出版社: 小学館
アーくんとガーくんが同時に?見つけた大きな“たまご”。アーくんもガーくんも「じぶんのだ!」と言い合い、お互い譲らず・・・。
でもその“たまご”を思う気持ちが、いつのまにか所有者争いよりも大きく大事なものになって、「あたためなくちゃ」「赤ちゃんを起こさないように静かにしなくちゃ」「産まれたら色んな事を教えてあげなくちゃ」という、2人共通の夢になっていきました。
言い争いをしながらも、“たまご”のことを一番に考えて、大切にしているアーくんとガーくんの姿がほほえましいです。

すると、とうとう、“たまご”がかすかに動きました。とうとう産まれるんだと慌ててパニックになっている様子は、赤ちゃんが産まれるときに慌てちゃう“お父さん”のようで、おかしいのなんの♪

だけど、そんなときに小鳥がやってきて全てを覆す驚きの言葉をアーくんとガーくんに言い放ちます!

そんな最後の大どんでん返しに、最初に読んだ長男は素直に驚いてました^^
でも、その次に次男に読んであげたときは、読み始める前、表紙を見た段階で
「大きいボールだ〜♪」(素)

・・・!
ラストの面白さを知っていた私と長男、「ち・・ち・・ちがうよ!たまごだよ!ね、おかあさん!」「う、うん!たまごだよ!?」なんて、妙に取り繕ってしまいました。
読み始めるのはなんとなく「たまご」からじゃないといけない気がして(笑)
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自信を持っておすすめしたい 飾っておくだけが物の幸せ?  投稿日:2012/02/06
だいじないす
だいじないす 作: 松岡 節
絵: いもと ようこ

出版社: ひかりのくに
グルルが何日もかけて作った自慢のいす。
そこへやってきたくまのクンタが試しに座ると・・・なんといすが壊れてしまったのです。クンタは慌てて直して、去っていきましたが、次にやってきて座ったシカのカリンコが座ったときも壊れはしなかったけど角が引っ掛かって、あわや大惨事?
大事ないすを守りたい一心で、グルルは、もう誰も座らせないと決めました。

大事で、大事で、使いたくない、使わせたくないという気持ちは
グルルだけでなく、誰にでもあるものですよね。
でも、それは物にとって幸せなことなのか?大事に飾っておくことで、物の価値はあるのか?そんなことを子供にも分かりやすく、気づかせてくれるのがこの絵本です(^^)

いもとさんの描く動物の絵も、相変わらず愛らしくてほのぼのしていて、優しい気持ちになれます。
子供たちも保育園でもよく読んでもらっているそうです。おすすめですよ。
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ふつうだと思う はやおきくん  投稿日:2012/02/06
いちばんバスのはやおきくん
いちばんバスのはやおきくん 作: 三田村信行
絵: 高橋 透

出版社: PHP研究所
朝いちで走るバス、「はやおきくん」のお話。
風景が田舎の雰囲気からどんどん賑やかな街の雰囲気になっていくのが楽しいですね。一緒にバスに乗っている気分になります。
でも贅沢をいえば、もうちょっとお話にひねりが欲しかったな〜と思います。
最初に乗った人も明らかに怪しげで(笑)どうなるのかなというワクワクはありましたが、おおやまねこの親戚っていうのはちょっと無理があるような。もうちょっと「えー!そうだったんだ!」って驚ける何かが欲しかったです。
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