
世界中のだれよりも優しいお母さん… 働き始めて、だんだん母さんがうとましくなってきたぼく。 母さんは、子どものぼくを決してひとりぼっちにはさせなかったのに…。
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ぼくはかあさんとふたりぐらしだった。
やまおくのちいさなうちでそだった。
まずしいけれど、かあさんはいつもぼくにやさしかった。
なきむしでさみしがりやのぼくを、
けっしてひとりぼっちにさせなかった。
ぼくがなきだすと、すぐにとんできてだきしめてくれた。
やがて、がっこうをそつぎょうし、まちのかいしゃではたらくことになった。
誰よりも子どものことを思う母親の気持ち、時には過保護ではないかという一面を見せながらも、子どもの成長を見守っている。社会に巣立っても、不安な気持ちを支えてくれ、やがて自立すると…
読みながら、とても複雑な気持ちになりました。どこまでどう関わっていくことがベストなのか、わが子が社会に巣立つ時期、親元を離れる時期を迎えている今、自分自身に色々問いかけることでした。
これは、おとなのための絵本かな? (おしんさん 40代・ママ 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳)
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