
明け方、車で家を出発。農場をすぎ、海岸を走り、街について日が沈んだ。終わりまで読んだら、本をさかさまにしてごらん。暗かった街に…灯りがともり、映画館が…レストランに、お花畑が…花火の空に。いままでの風景がガラリと変わるよ! モノクロの絵が不思議な詩情をたたえた知的絵本。

こういう作品、大好きなんですよ。真似出来ない発想と描く技術がスゴイ。
何の変哲も無い、日が昇っては沈むまでの町の様子が白黒モノクロで描かれています。コンピュータグラフィックのようなざっくりと角ばった描き方で全体的に引き締まっています。
この絵本の特長は・・・前半は日中の場面で読み終えます。ところが逆さまにすると今度は夜の風景に早変わり! 1冊で2度美味しい作りとなっているのです。
15と51。デジタル数字ではひっくり返しても普通に読めてしまうのですね。新たな発見がいっぱいの楽しい作品でした。 (そやでさん 20代・その他の方 )
|