![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
「やあ! このほしへようこそ」
広い宇宙にぽっかりと浮かんでいるこの大きな星。 それがぼくらの住んでいる“ちきゅう”。
このちきゅうには、見るものも、やる事も、いっぱいある。 陸があれば、海もある。空だって。 そして、たくさんの“にんげん”がいる。 にんげんは、色もかたちも大きさもそれぞれ。 “どうぶつ”なんて、もっと色んなかたちや大きさがあるよね。 言葉があるし、昼や夜がある。時間もね。 なんて素晴らしい世界なんだろう!
でも、ぼくらだって全てがわかっているわけじゃない。 まだまだできることがたくさんある。 だからこそ……
世界的絵本作家オリヴァー・ジェファーズが、誕生したばかりの息子に向けてつくられたというこの絵本。自分たちの生きていくこの場所を、ずっと離れた宇宙からの視点で、壮大に、そしてポップに描きだすことで、ここにいる奇跡、不思議さを感じることができます。日本の子どもたちのためにこの絵本を翻訳してくれているのはtupera tupera。オリヴァーの魅力的な世界にぴったりとはまる書き文字にも注目です。
「このちきゅうで とほうにくれているかもしれない すべてのきみたちへ」
絵本の中には、きっと進むべき道へのヒントが隠されているはず。迷った時には何度でも読み直してもらいたい一冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
世界的絵本作家オリヴァー・ジェファーズが、誕生した息子にむけて、この世界のすばらしさや不思議さ、生きていくために大切なことを伝える、心を揺さぶるメッセージ絵本。地球の説明からはじまり、世界の人々のこと、言葉のこと、すぎていく時間のこと……。ページをめくるたび、世界は、彩りに満ち、深い優しさもったものとして描かれていきます。 子どもから大人まで、今この地球でとほうにくれているすべての人たちに、きっと何かの案内になる絵本です。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
とても素晴らしいお父さんなんだなあ、というのがこの絵本を読んでの感想です。こんなに子供を愛してくれる優しくて子想いなお父さんはなかなかいないのでは、と思ってしまいました。子供のために絵本を描いてくれるそんな素晴らしいオリヴァーさんに拍手を送りたいと思いました。それほど内容も素晴らしく、絵もとてつもなく美しくて、本当に素晴らしい1冊に仕上がっていると思いました。
この絵本は本当に大人にも子供にも途方にくれてしまったときや、誰かの助けが必要なときに読むとひとりじゃないんだ、人を頼ってもいいんだ、誰だって同じ人間なんだ、そう思わせてくれる頼りになる1冊だと思います。一人では人は何もできないのは当たり前です。人が寄り添い助け合ってこそ何かが出来るようになるんだと思います。
時間の過ぎていく速さなども分かりやすく描かれていて本当にこれから先生きていく上で出会うかも知れない困難をどうやって乗り越えていくのか、そしてこの地球を大切に生きていこうということを子供にうまく伝えている1冊だと思いました。
とにかく父親としての子への愛が詰まった温かい1冊だと思います。なのでこれから出産を控えている親御さんたちに、そしてこれから生まれてくる子供たちへ、そして今頑張っているすべての子供たち、すべての大人達へ、ぜひ手に取って読んでいただきたい、読んであげて欲しい1冊だと思いました。 (ピンクちゃんさん 40代・ママ 女の子9歳、男の子2歳)
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