![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
すっぱりめがね。 とても気になる語感です。すっぱり? めがね?
ぼくの持っている不思議なめがねは「すっぱりめがね」。 このめがねをかけてのぞくと、なんでもすっぱり。
「すっぱり」とは? ……なんと、中身が見えてしまうのです。 のぞいた物は、みんな断面図として見えてしまうのです!!
この絵本では、その「すっぱりめがね」でのぞいた身の回りの中身を見せてくれます。おにぎり、ラーメン、腕時計からピアノ、車まで。次々に登場する断面の絵、それはそれは緻密です。なにしろ「すっぱり」切られている訳ですから、その切れ味の鋭さも見事なのです。ラーメンの断面図なんて考えた事もなかったですし、サッカーボールと野球ボールの違いも面白い。でもやっぱり、圧倒されるのはピアノと車。子どもの頃に読んでいたら、何時間でも眺めていたことでしょう。
そうなってくると、なんでも「すっぱり」したくなるのが読者の心情です。サービス満点なぼくは、自分の住んでいるおうちだってすっぱりと見せてくれますよ。のぞき見している様な気分になってきちゃいますね。
ありそうでなかった「すっぱり絵本」。小さな子もページをめくるだけで、その意味は伝わるはず。大人だって…すでに好奇心が止まりません。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
ぼくの持っている「すっぱりめがね」。 このめがねをかけてのぞくと、何でも「すっぱり」! 中身が見えるんだ。 きみにも少し見せてあげる!
腕時計、ピアノ、くるま、・・・ 身の回りのものの断面を緻密な絵でのぞける、好奇心を育む絵本。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
タイトルのすっぱり、とはそういう意味だったんですね!
精密にえがかれた断面の絵がすごいです! 大人ですが、すみずみまで興味深くながめました。好奇心旺盛な子どもたちだとなおさらおもしろいと思います。さらに、いろんなものの断面、みてみたいですね。 (あんじゅじゅさん 40代・その他の方 )
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