![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
小さな小さな主人公、じっちょりん一家のお話を通して、コンクリートや道の隙間から力強く生えている、名前も知らない「雑草」たちに目を向けるきっかけを作ってくれた「じっちょりん」シリーズ。 春になればせっせと植えた野の花の種たちが咲き誇り、暑い夏には日陰を探しながら種探し、秋になれば池の近くでおつきみを楽しむじっちょりんたち。働き者で季節の楽しみ方もちゃんと知っている彼らの生活に、すっかり心を奪われてしまった方も多いはず!一体どこを探せば彼らに会えるのでしょうね。
さて、季節は霜柱も立つようになった寒い冬です。 どんなに元気なじっちょりんたちだって、種を探すのは無理なはず。 それでは、どうやって冬の間を過ごすのか。シリーズ最新作で楽しみましょう。
道に植える種もすっかりからっぽ。パパじっちょりんはみんなに言います。 「おじっちょりんとおばっちょりんの家で、冬を過ごそう」 どうやら、じっちょりんたちには冬の間を過ごす家があるようです。 想像するだけでワクワクしてきますよね。 向かう途中の道すがら、温かい春を待つ草花を観察します。 太陽の光をたくさん浴びるために、地面に葉っぱを広げる様子をロゼットって言うんですね。 寂しい景色の中、色鮮やかに咲いているのは寒椿。いいにおいがしてくるようです。 じっちょりんたちとのお散歩は、やっぱり楽しいです。 さてさて裏山につくと、ようやく家にたどりつきます。目印となる入り口の階段をどんどん降りていくと・・・?
感謝の気持ちを持って心を温めるじっちょりんたちの冬。 何だかとっても楽しそうでうらやましくなっちゃいます。 そして今回は、おじっちょりん、おばっちょりん、他にもじっちょりんたちの仲間が勢揃い! それぞれの名前や家族構成までわかっちゃいますよ。こちらも今作の注目ポイントですね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
霜柱も立つようになった寒い冬、じっちょりんたちは、冬の姿で温かい春を待つ草花を観察しながら、冬に過ごす家に向かいます。そこには、おじいさんやおばあさん達も待っていました。冬の草花の生体や名前も分かる絵本。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
このお話は、じっちょりんちょというカワイイ生き物の家族がみんなでおじいちゃん、おばああちゃんの家に集まって冬を越すお話でした。意外に多かった親戚たち!!絵本の最初のページにみんなの名前と顔が載っていて、うちの子は食い入るように見ていました。おばあちゃんたちの家へ行くまでいろいろな草花を集めながら行くところがとってもかわいいお話でした。 (イカリサンカクさん 20代・ママ 男の子6歳)
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