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
池のそばにすむ蛙は、春になって大喜び。楽しくてじっとしていられずに、菜の花や桜が咲き小鳥がうたっている春のようすを、池の中の魚たちに話してやりますが……。

最初は、まるで大人の話だなと思いました。
けれどある時ハッとしました。
子供たちが僕に、こういう気持ちを投げかけていることがあったのかもしれないなと。
このゲームすごいんだよ!
セミがおちてたんだよ!
ただ興味がない、知らないというだけで、そっけない返事をしていたのかな、と思ったりもしました。
せめて、 「そうだね」 と返してあげたほうがよいときもあったかな。
時には、嫌いなゲームでも一緒にやってみたらわかってあげられたかな。
それは子供たちが大きくなった今、むしろ思うことです。
そんなふうに、時間のかかる絵本があってもいいな、と最近思います。
むしろ今になって、よく思い出す絵本です。 (MZさん 40代・パパ 男の子19歳、男の子13歳)
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